貧困と学び-1(経済格差と学力格差)
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片田舎の高校卒業時に浪人が確定。家庭は、夫婦共働きで月収20万円未満の貧困家庭。浪人生活は、予備校新聞奨学生でスタート。
「集金業務免除」ということで、勉強時間も取れると思いきや、スポーツで使う筋肉とまったく違う肉体労働。最初は、新聞を積んですぐに配達自転車を倒してしまいました。
「始めが肝心」と働いていた姉から援助してもらって参加した予備校の春期講習。睡魔とのたたかい。つい、ウトウトしてしまったら、英語講師から思いっきり叱れ、悔しかったです。
春一学期の予備校授業で睡眠時間3時間で頑張った結果、校内試験で100人くらいのクラスで成績ベスト10には入っていました。
夏は夏期講習。この費用も働いていた姉から援助してもらって、参加。夏には、浪人生の目つきも態度も変わります。周りは、予習復習と問題練習も懸命にやっていたようですが、私は、授業に参加するだけで精いっぱい。
新聞販売店での仕事は、配達と大量の広告チラシを配達前夜にセットする仕事、そのほか月1回、古新聞の回収とお返しとしてのトイレットペーパー渡しもあり、睡眠時間を削らなければ、勉強時間の確保はできませんでした。
秋以降は、夏に頑張った周りから次つぎと追い抜かれ、成績上位者にもなれませんでした。
家庭の経済力で学力にも差がつくということを体験し、とても悔しくてやりきれない気持ちでいっぱいでした。
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