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ごはん杖【毎週ショートショートnote】

メジャーな画像共有SNS(インス……)のある企業アカウントでフォロワーによる投稿コンテストが企画された。

その企業というのは食品メーカーだったので当然〝食〟にまつわるコンセプトだ。〝食〟と〝職〟をかけて「私のめしのたね」を紹介するコンテストだった。いや職にこだわらなくても良い。

生活を支えるもの、収入を生み出すものだったら何でも良かった。

ただ「めしのたね」という余りにも使い古された言葉を使うのではなくこの企業は、生活=ごはん、支えるもの=杖としてとらえ「ごはん杖」という言葉を使った。

投稿は盛り上がった。さまざまなタイトルとともに様々な「杖」が投稿された。

そんな中「フィレンツェのごはん杖」を投稿したイタリア在住の私がそのコンテストの大賞を頂くことができた。

ひよこ鑑定士やAI絵師などを話題性のある投稿を抑えて選ばれた私の〝ごはん杖〟は〝美術品修復士〟だった。

そのコンテストをきっかけに魅力的な「杖」の投稿は「杖杖映え」と呼ばれるようになった。

(422文字)

たらはかに様の毎週ショートショートnoteに参加致しました!

今週もあまりにも難易度が高くて正直棄権しようと思いました。ところがまたもやダジャレに救われました。ああ、オヤジで良かった!と思えた瞬間でした。

一応皆様の作品も確認させていただきましたがそれでもネタかぶりがありましたらご容赦願います。オヤジの宿命だと思っています😭


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