緊急事態宣言解除後の参加と自粛の天秤
管理人です。コロナのことを考えすぎても陰鬱とした気分になるので、コロナに関してそんなに詳しくないのですが、考えていることをつらつらと雑記に。
6月に入って、オリエンテーリングも週末イベントが開催され始めました。
数ヶ月間で溜まった鬱憤を晴らしたい参加者と、少しでも収入を確保したい事業者の需要と供給の合致でしょうか。まだまだ参加者自体は少ないようですが。
今が競技者として脂が乗った時期で、この期を逃せないという人もいるでしょう。単に我慢できないという人もいるでしょうが……笑
また、オリエンテーリングという社会的に地盤が固まっていないスポーツにおける将来的な継続性のためにも、イベント延期による選手のスポーツ離れを防ぐ必要性もありますね。収束時期を予想できないこともあり、特に事業者の不安は大きなものでしょう。新たな競技者参入に失敗してスポーツとして万が一衰退したら潰れちゃいますもの。
それぞれの思惑は正確には分かりませんが、彼らには彼らなりの正義があって、天秤がそのように傾いていることと思います。
一方、新型コロナウイルス流行が沈黙しない世界および国内でイベントに参加することの個人リスク・集団リスクも無視もできないものです。政府の指針としても社会的距離の維持は未だに推奨されたままなんじゃないでしょうか、知らんけど。
各週のオリエンテーリングイベントの参加者数はせいぜい100〜200人程度のようで、国内競技人口3000人に対してわずかです。6月中旬現在では、そこまでの感染リスクおよび社会的リスクを冒してまでオリエンテーリングをしたいわけでないという人が大半なようです。どこまでを避けるべきリスクと捉えるかは人によって異なりますが、彼らにも正義があって天秤がそう傾いていることでしょう。
私的な話をすれば、管理人の天秤は後者側です。居住している東京都は新型コロナウイルスの感染者も一向にゼロになる気配がありません。管理人は1年前の3月に喘息を発症して治療継続中なこともあり、新型コロナを発症すれば比較的高確率で重症化して選手生命を失う気がします。命そのものかもしれません。
競技を続けたいので、選手生命を懸ける価値のないイベントには当面参加する気はありませんし、対面の交流活動も避けると思います。喘息もちはICUまで行きづらいだとか、O型は発症しにくいだとかいう説も見られますが、所詮は確率なので、かかるときはかかるし、死ぬときは死ぬものかなと思っています。人事を尽くして天命を待つという故事もありますが、しかるべき時まで無理のない対策くらいはしておきたいのです。
意見の対立はしばらく生じていくのかもしれませんが、各個人が互いをリスペクトしてこのスポーツが続いていけばいいなと思っています。
来年の春ごろにはノルウェーへの渡航できるといいな……。ノルウェーのオリエンテーリング、いま結構はっちゃけて地方大会とか常設設置イベントとかいっぱいやってるみたいだし……。どれもとても楽しそう……
隣国でオリエンテーリング大国のスウェーデンはどうなっちゃうんですかね。
日本国内でも常設設置イベントが増えると嬉しいなと思います。参加費が多少高くてもアクセスが悪くなければ常用したいものです。
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Writer: 「練り間」管理人