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めだかがやって来るヤア!ヤア!ヤア!〜くいたろうとめだかのハナシ②

こんにちは。
前回の続きです

前回は結局くいたろうについてだけで話を終えてしまったので
今日はめだかのハナシを書きたいと思います。

めだかがやって来るヤア!ヤア!ヤア!


めだかが我が家にやってきたのは、今から3年ほど前でしょうか。

ちょうどコロナ禍で外出もままならず、
おうち時間の充実に関心がありました。

きっかけは、同僚がめだかをもらったという話を聞いたことです。
うちは田舎のほうだからか、
家でめだかを育てている人がわりといます。
(田舎とか関係ないかもしれませんが…)


水鉢に水草(水面に浮くやつ)と時々姿をみせるめだか

憧れていました。
あの小さなシンプルな愛らしいフォルムのめだかを飼うことに。
熱帯魚もきれいだけど
やっぱりめだかが好き!

でも、
正直に言うと水換えが面倒だろうな
と思っていましたので、なかなか踏み切れませんでした。

それに対して同僚から
「エビを一緒に飼っていれば、雑食だから苔も糞も食べてくれるよ。
水換えも何にもしなくて大丈夫だよ」
と有力な情報が…

ほんとですか???

「だってうち変えたことないもん」

え〜!!
憧れのめだかを
「簡単に育てられるなら」と軽い気持ちで譲ってもらうことにしました。

早速ホームセンターで『はじめてのメダカセット』という
いかにも な
水槽、餌、カルキ抜き、エアーポンプ、フィルターと
めだかをお迎えするにはもってこいのセットを売っていましたので
ウキウキ購入して
お迎えしました。
可愛いめだか5匹色違い(とエビ)

ボディの色に合わせて
しろちゃん、あかちゃん、めだちゃん
オレンジの、ブラックという名前を
つけました。

かわいい!かわいい!かわいい!


いよいよ始まっためだかLIFE
えさをあげれば かわいい
水草に隠れていれば かわいい
おいかけっこをしていれば かわいい

くいたろう(エビ)を飼っていたときのように、
朝に夕に水槽にかじりつくように見ていました。


キラキラと光る水に緑の水草。
その中をスイスイ泳ぐめだかたち。
現実世界は仕事、家庭、あらゆるストレスが降り注ぐ毎日。
ところが水槽をのぞき込めば、あら不思議すぐさま別世界へ…
癒しのめだかの学校の世界へ私を連れて行ってくれます。

♪めだかの学校は川のなか〜
そぉっとのぞいてみてごらん♪
あまりのかわいさに、時が経つのも忘れ、20〜30分は気がつくと水槽を覗き込んでいました。

かわいいなぁ。癒やされるなぁ。
そうして、めだかLIFEをこれからもずっと満喫していけると思っていました。


忍び寄る暗雲


朝です
今日もかわいいめだかたちが
私の早起きのモチベーション

さあ、いちばんのりの特権の餌やりでもするか…
水槽を覗いてみると…

!!!

めだかが1匹死んでいる!!

(死ぬの)早くない?

そしてエビ処理班の行動も早くない?
すでにすごい勢いでエビが群がっていました。
グロい…
これは、子どもに見せられない…
子どもが起きてくる前に、水槽から救い出してあげないと

朝の清々しい気持ちはどこへやら、
突然のめだかの訃報に、
我が家は一気に沈痛な空気に包まれてしまったのでした。

今までのように呑気に水槽を眺めている場合ではないのかもしれない
他のめだかは大丈夫だろうか…


数日後、まためだかが1匹死んだ
処理班ももちろん大活躍していた
(エビ嫌いになりそう…)

水が汚いのだろうか?

夫は不安のあまり
水質を調べる試薬や、水温計などを追加で購入してきた
夫の混乱ぶりがうかがえる
気持ちはわかるよ。

さてどんなに家族に不幸があっても、
それがめだかの場合は流石に仕事は休めません。
仕事に行くのを幸いに、情報収集に勤しむこととする。

同僚に会うたびに
水槽の大きさや、水になにか混ぜている物はあるのかなど
我が家の不幸の連続の報告とともに
ややうざいくらいに聞いてみる。

何もしてない。と参考にもならないお返事をいただき落胆
みんなは水換えをしなくていいと言っていたけど、
やっぱり水換えは必要なんじゃないか

そう結論を出し水換えを行うことにした。
そして夫がまたもや水換えグッズをいろいろと買ってきた。
夫は不安を設備投資で乗り越えたいらしい。
気持ちはわからなくもない。
欠けた仲間を補うように、新たな仲間も連れてきた。

子どもも毎日朝に夕にめだかが死んでいないか
水槽を覗いて生存確認作業をするようになった
心を痛めているのだろう。

はじめの頃のあの
ほのぼのとした気持ちはどこへ行ってしまったのだろう

仕事中に夫から来る
めだかの死亡報告
子どもからくるめだかの死亡報告

子どもはめだかの墓作りばかり上達してしまっている。困った
弔いの気持ちが強いのはさすが、仏の保育園卒である。

私はめだかのことなんか全然わからないのに
そろそろ死んでしまいそうだ
というのだけは、段々わかるようになってしまった。
動きが遅くなり、輪郭がぼやけてくるのだ。


孤独な戦い


相次ぐめだかの訃報。
どうしたらいいんだろう。
頼りにしているGoogleさんに聞いても
一般的なことしか教えてくれない。

テレビの音がうるさいのか
→テレビの位置を変えてみる
日の光が必要なのか
→日に当たる場所に移動してみる
夜の電気がまぶしいのか
→発泡スチロールの板で夜は遮光にする
あまり見られたくないのか(くいたろうのときと一緒)
→あまりしつこくみないようにする

すでにアセスメントをし、思いつく限りあらゆる手を尽くしてみたが、
てんでだめだった

もう、ずっと1日中めだかのことで頭がいっぱいだ。
仕事も、家庭のことも手につかない。
暇さえあればずっと携帯とにらめっこだ。
育児ノイローゼではなく、育めだかノイローゼになりそうだ。

職場の人に会えば育めだか相談。
育めだか悩み相談だ。

周りの人に聞いても

何もしなくても大丈夫だよとしか返事がもらえない。

もう、挨拶のように
「おたくではめだかを飼っていますか」と聞いて回っている。

「めだかを育てるのが大変で…」と私

「わかります」と別の同僚

!!おぉ!とうとう
育めだかに悩みを持つ同志がいたか!!


「どんどん増えちゃって困りますよね」

…全然違う

師匠のいないめだか育成。
不安だった。
同じ悩みを共有する同志がいない心細さ…
不安で爆発しそうだ!

そうして1ヶ月経つ頃にはなんということだろう
めだかが、憧れのめだかが
全滅してしまったのだ…

絶望 とはこんな気持ちをいうのだろうか…


たった1ヶ月の出来事を書くのに随分長文になってしまいました。

そろそろ読むのも飽きてきたかと思うので
今日はこの辺で失礼いたします。
悪しからずご容赦くださいませ

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くいたろう
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