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冷めたポテトは「わくわく」しないから伝わらない@今日のお昼ごはんクイズ ふりかえり

 昨日『今日のお昼ごはんクイズ』という記事で、「ハンバーガー」「ポテト」「コーヒー」について文章で書いてみました。

 ひとばん経って改めて読んでみると…
うーん。
 食品サンプルみたいな描写で、おいしそうな感じがしないな。

 食べ物の温度とか匂いとか、味、食感とか、いろいろ情報が足りてなくて、食べ物らしさが伝わらない文章になってしまったんじゃないか。
 トマトとか玉ねぎとかせめて具の名前は書いてもよかったのかもしれないな、クイズ形式のまとめかたが悪かったのかな。
 今度おいしそうな食べ物が書いてある本で、どんなふうに表現してるのか見てみよう。

 でも、どうしてそんな食品サンプルみたいな描写になってしまったのかについて、ひとつ心あたりがある。
それは、

 大好きなポテトが冷めて、おいしいって気持ちをうまく伝えられなかったからだと思うんだ


 あつあつのポテトってさ、外はカリッと中はホクッと、塩加減もちょうどいいし、サイコーにおいしいよね。
 カリカリしたポテトに紛れてる、しんなりしたヤツもまた食感が違って良いアクセントになるから好き。
 なにか良からぬ物質でも実は入っているんじゃないかと疑いたくなるくらい、夢中になって食べてしまうんだ。
 1本ずつお行儀よく食べる人もいるんだろうけど、私は1本でも多く「あつあつ」のうちに食べてしまいたい。
 だからポテトは2.3本ずつ口にいれるし、手もポテト容器と口の間を行ったり来たり、せわしないんだ。
 

 本来サイドメニュー扱いのポテトを、いつも 「わくわく」しながら食べてるんだよ。

 ハンバーガー屋セットメニューのわくわく割合をグラフにするとこんな感じ

ハンバーガー屋でのわくわく割合
(くいたろうの場合)

 もはやメインじゃん。と言うくらい、ポテトの圧倒的勝利。

 でもね、それは ぜーんぶ ポテトが「あつあつ」であることが大前提なのよ。
 冷めたポテトはホクホクも、カリッともしない。
 冷めたポテトはカチカチのヒヤッとした、ボソボソした残念なポテトになっちゃうんだよね。

 昨日食べたポテトは、買ってから30分も経っちゃったから、冷めかけたポテト。まだうっすらと温かいけど、「あつあつ」ではなかった。

 温め直してから食べるっていう手もあるけど、そういうことじゃないんだ。
 
 やっぱりテイクアウトにしなきゃよかった。
 そんなことを考えながら、明らかに買ったときより わくわく指数がトーンダウンしてしまって、 がっかりしながら仕方なくモソモソと食べたんだ。

 わくわく指数の経時変化はグラフにするとこう。(縦軸がわくわく指数)

時間の経過とわくわく指数の変化
(くいたろうの場合)

 わくわくのなくなったポテトは、正直おいしくない。
 おいしいって思えなかったから、おいしそうな味や匂いや食感を表現する言葉があまり浮かばなかったんだよね。それで食品サンプルみたいになっちゃったんじゃないかと、思う。

 今度は「あつあつでわくわくする」ポテトを食べて、もっとおいしそうな気持ちになる言葉を探してみよう。

 なかなかすぐには、表現力なんて身につくわけではないんだけどね。

 いつかきっと、読んだ人が あぁ食べたいなぁと思うくらい おいしそうなごはんを書いてみせるんだからね。

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くいたろう
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