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博多って、デザイン性が高いなぁ!


生に恵まれ、すでに20年間以上生きているのにも関わらず、新幹線に一度も乗ったことがなかった私は、その夢を叶えるためにも初めて博多へ行きました。博多駅に降りた瞬間、鼻から入ってきたとんこつラーメンの香りは一生忘れないと思います。笑

今回なぜ博多になったのかというと、私の周辺友人や知人が口を揃えて「博多はいいぞ」と言っていたのと彼曰く「1番住みやすい、まじで」とのこと。そうか、そんなに良いのか。じゃあこの五感全てを使って体験してやろう…と思い、一緒に行きました。

結論から言いまして、ほんまによかった。ごめんなさい。まじで褒めることしか出来ないぐらい素晴らしかったです。何が素晴らしいのかを目次にまとめたので気になったものから読んでください。




博多、ほんま住みやすそう。(余白について)

私なりに、博多って住みやすそうだなぁと印象を受けましたが、その中でも「程よい距離感」について書きたいと思います。

私は、生まれた市と育った市は違うのですが、ずっと大阪で生きてきました。東京より少ないですが、それでも2位3位と入るぐらい人の流れがあるので結構ごちゃごちゃしてる上に街中に情報が溢れすぎています。ある意味、それが大阪の良さでもあるんですが…笑

大阪ならではの情報量:photo ACより引用

情報が多いことは、判断材料が増えて良いことですが、同時に見極める力も扱い方も必要です。その行為が途切れず続いてあることで、空間(余裕や休憩)が少なくなります。なんでも詰めすぎるのは、心身的にも滅ぼすので考えちゃいますよね。

博多には、大阪に比べてそんなに情報が溢れかえっていないんです。また情報が多いエリア(=博多駅付近)でも、ちゃんと余白があり、それが程よい距離感を作っているんだなと感じます。人でいう、''パーソナルスペース''みたいなものです。余裕ができた分、ゆっくり見れるのでそれがとても心地よく感じました。


シンボルマークでわかる、地下鉄の駅。

そんな余白ある博多に感動しつつも、神社に行くために荷物を預け、電車に乗ったのですが、そこで発見したこのシンボルマーク。

福岡市地下鉄空港線 天神駅

駅名の下にあるこのマーク。え、なにこれめっちゃ良い!言葉が通じなくても、子供やお年寄りがみても、誰でもこのマークにいけば分かるじゃん!と、感動しました。もちろん、車内にもこのマークが使われており、案内される際にも表示されます。なぜこういったシンボルマークを使うことになったのか、気になって調べたら、記事を発見したので読んで見てください。

先日読んだデザイン本で、マークについて書かれていたので、割とリアルタイムな出会いでした。地下鉄のシンボルマークの他にも、歩けばいろんなものを見つけて素敵だったので、順に紹介していきます。

【発見①】靴のマーク


カラフルな靴

歩道にカラフルな靴が描かれていました。景観に配慮されたサイズ感に、自然とワクワクとした気分で歩きたくなるような色彩にも惹かれます。調べたところ、割と最近に出来たみたいです。


【発見②】シロフォンみたいな、可愛い図形。


あるビルの外側にあったものです。(場所は忘れました…すみません😭)
雨風や紫外線でだいぶ色褪せてはいますが、こちらもさりげなく目が惹かれました。短冊型を並べただけなのかもしれませんが、これがまた子供用のシロフォンみたいで、この上を歩けば音が鳴るかもしれない…と思わせるようなこの図形に可愛い!と感じました。

【発見③】福岡市 下水道博物館のロゴ


道中で発見したロゴマーク

こちらの博物館には、足を踏み入れていないのですが、通路にあったロゴがまた美を感じたので写真を撮りました。特にロゴタイプにある福岡市と、下水道の間のスペースのこだわりを感じます。このこだわりがあるおかげで、可読性も判読性もあるのですぐにパッと認識できます。すごい!!!
大阪のデザイン会社様が、担当されたとのことで見つけたので貼っておきます!

余談ですが、宿泊したホテルの水道に飲料水と書かれていたので、出して飲んで見たのですが、もうめちゃくちゃ美味しかったです。サントリー天然水 奥大山派の私が、お勧めしたいお水ランキングを作るなら、ダントツに上位入ってるぐらい美味しい。このお水を使ってお料理するならご飯も美味しいなこれと確信しました。実際どこのお店も最ッッッ高に美味しかったです。笑 

【発見④】えきマチ1丁目のシンボルマーク


ここまできて、既にマークをうまく使っているなあ!すごい!と感動していたのですが、こちらのマークも笑顔の口元だなとパッとみてわかりますよね。こちらは公募で当時学生だった方が選ばれています。

デザインってこれぐらいの分かりやすさ、大事ですよね。なんでもかんでもシンプルにすれば正しいというわけではないですが、意味あってのシンプルさは深みが増します。もちろんターゲットやコンセプトでも変わりますが、シンプルに落とし込むまでの過程、これがまた長い道のりですが、楽しいんですよね。笑 下記のPDFに、コンセプトなど記載されているものを見つけたので、気になった方はぜひ。

https://www.jrkyushu.co.jp/news/pdf/m021.pdf


【発見⑤】梅の花をつかった、デザイン。


花弁のつなぎ目もカーブをかけ、まるみを感じさせている。

こちらは太宰府駅にあったもので、学問の神様・菅原道真公が愛したとされる梅の花が駅内外問わず使われております。個人的に良いなと思ったのは、休憩できる椅子が、梅の花というこだわりです。建築の柱を主として周りに花弁を置き梅に見立てたのは遊び心だと感じます。

また、太宰府天満宮へご挨拶しにいくと、御本殿が改修中で仮殿を見たのですが、植生が屋根の上にあり生き生きしつつも緊張感がありました。


【発見⑥】感覚的にわかる、注意書き。


ハイヒール、サンダル、スカートがすぐわかる。

もしかしたら、博多だけにあるものではないかもしれません。エスカレーターの注意書きにもマーク(=ピクトグラム)が使われていました。やはり文字だけだと、あの流れている機械に足を乗せる方に気がいくので、読まないというか気づかないですよね。マークを使うとあの流れに沿っても感覚的にわかるので、素晴らしいなと感じました。

まとめ:博多って、デザイン性が高い。

発見したデザインを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

余白がとれていたり洗練されていたり、分かりやすかったり。そういった、なにかのこだわりがとことん追求されているものこそ、デザイン性が高いと感じるのかなと、今回の旅行で思いました。普段の生活でもそうですが、「すごい!」とか「やばい!」とかで終わらせるのはもったないですし、せっかく、自分の感性がビビッときて良いと感じたのは、理由があるはずです。

どう良いのか、自分の中で感じたことを言語化することは、自分のことを知るきっかけにもなりますよ。私も実際、今回の記事を書いてなぜ良いと感じたのか……と振り返るきっかけにもなりました!ぜひ皆様も、簡単でも良いのでやってみてくださいね︎︎👍✨