Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターの使い方
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターとは
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターは、Yahoo!ディスプレイ広告のアカウントを効率的に管理するためのデスクトップアプリケーションです。このツールを使うことで、複数の広告キャンペーン、広告グループ、広告、およびクリエイティブ(バナー画像等)を一括で編集できます。
先日、
Google広告エディタの使い方
Yahoo!検索広告キャンペーンエディターの使い方
について記事をアップしておりますが、
これらの記事で紹介しているツールの「Yahoo!ディスプレイ広告版」のツールだと捉えてもらって差し支えありません。
また、本記事は、上記の2記事
「Google広告エディタの使い方」
「Yahoo!検索広告キャンペーンエディターの使い方」
を読んでいない方にも分かるように解説していきます。
重複する部分も多くなってしまうのですが、ご容赦ください。
Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面でキャンペーンを作成・編集する場合は、オンラインでの作業となるため、
作業内容が即座に反映されて便利な反面、大量の作業を行う場合、
都度アップロードの待ち時間が発生したり、
誤った内容でアップロードしてしまった際には、
変更や削除にも待ち時間が発生したりと、時間がかかってしまいます。
このデメリットを解消するために、Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターを使用します。
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターは、Yahoo!ディスプレイ広告管理画面上のデータを一度ダウンロードし、オフラインで作業できるため、大量の広告を編集することに適しています。さらに、複数のアカウントを同時に管理することもできるため、大規模な広告キャンペーンを運用する広告主や広告代理店にとって特に有用です。
本記事では、そんなYahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターの画面の見方や、操作方法を説明していきます。
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターを初めて使用する場合
まず、Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターを初めて使用する場合は、ダウンロードする必要があります。
ダウンロードはコチラ
Setup.exeというファイルがダウンロードされるので、起動すると、
ポップアップが表示されるので、言語を選択します。
セットアップ用のウィンドウが立ち上がるので、
[次へ]>[同意する]>[次へ]>[インストール]
と進むと、インストール完了します。
[完了]をクリックすると、
Yahoo!ディスプレイ広告へのログインを求められるので、ログインします。
『CampaignEditor_DisplayAdsからYahoo!広告に対して以下のアクセスを許可しますか?』
と表示が出るので[承認]をクリックします。
認可コードが表示されるので、コピーをクリックし、
下記のポップアップに貼り付けて、[OK]をクリックします。
まずは、データのダウンロードを行っていきます。
編集したいアカウント名にチェックを入れ、[ダウンロード]をクリックします。
この「ダウンロード」ですが、編集を行う前に、毎回必ず実施してください。
冒頭にも述べたように、Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターは「オフライン」で作業するツールです。
よって、「ダウンロード」を行わなければ、Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディター上に残っている、前回作業完了した状態の内容を編集することになります。
もし、前回編集以降、Yahoo!ディスプレイ広告管理画面の方で何か編集をしていた場合、その内容を破棄してしまうことに繋がりかねません。
編集作業前に「ダウンロード」。徹底しましょう。
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディター画面の見方
こちらの画面の見方を説明します。
まず、赤枠ですが、
アカウント、キャンペーン、広告グループのうち
どの階層について編集するかを選択できます。
Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面でいうと、左側の黒帯のメニューに相当します。
次に、オレンジの枠では、
赤枠で選択した階層のうち、どの要素を編集するかを選択できます。
Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面でいうと、左側の白帯のメニューに相当します。
例えば、アカウント全体のバナー画像広告を編集したければ、
①赤枠内でアカウント名を選択
②オレンジ枠で[広告]>[バナー画像]を選択
します。
そして、赤枠・オレンジ枠で編集したい階層・要素を選択すれば、
黄色枠内で編集していくことが可能です!
Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面でいうと、青の[+〇〇作成]ボタン以下のフィールドに相当します。
操作はExcelやGoogleスプレッドシートに近い部分が多く、
例えば、shift+クリックで、カーソルのあるセルから、クリックしたセルまでを全て選択することができます。
最後に緑の枠では、
黄色枠内で選択した要素についての編集画面です。
例えば、広告グループを選択していれば、
入札単価や配信設定のオンオフなどの項目が表示され、
それぞれ編集していくことが可能です。
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターの効率的な使い方
その① 一括で同じ内容に変更する
例えば、
「ドメイン変更に伴って、ランディングページのURLを一括で変更したい」
といった場合は、
赤枠でアカウントを選択
オレンジ枠で広告を選択し、
黄色枠で
・shift+クリックで、カーソルのある行から、クリックした行までを全て選択する
・ctrl+Aで、全ての広告を選択する
等の方法で、変更したい広告を全て選択します。
このように複数選択している状態で、
緑枠の項目を編集すると、選択したもの全てにその変更が適応されるため、
効率的です。
今回の例では、緑枠の最終リンク先URLの項目に、
変更したいURLを入力すると、全ての広告の最終リンク先URLの変更が可能です。
または、Excelやスプレッドシートのように、「置換」機能も存在します。
上記の方法同様、黄色枠で対象としたい項目を全て選択します。
[選択した項目の変更]>[テキストの置換]の順にクリックします。
(ctrl+Hでも可)
上記のようなウィンドウが立ち上がるので、
[対象の項目]で、置換したい項目を選択し、
[置換するテキスト]に、元のテキストの中から、置換したい情報を入力、
[次のテキストに変更]に、どのように置換したいかを入力し、
[置換]ボタンをクリックすると、置換が可能です。
その② 一括でバナー画像を入稿する
例えば、
Aキャンペーン A-a広告グループにバナー画像広告を5個
Bキャンペーン B-a広告グループにバナー画像広告を6個
Bキャンペーン B-b広告グループにバナー画像広告を4個
を追加したい場合を考えます。
まずは、Excel、または、Googleスプレッドシートなどで、
下記のような入稿用リストを作成します。
作成が完了したら、
オレンジ枠でバナー画像を選択し、
[複数作成]ボタンをクリックします。
下記のようなウィンドウが立ち上がるので、
まず、[アカウントツリーで指定せずにテキストエリアで入力]にチェックを入れます。
次に、先ほど作成したリストのタイトル(1行目)を除く部分をコピーします。
クリップボードから貼り付けをクリックします。
列のプルダウンで当てはまるものを選択し、
[インポート]をクリックすると、一括で入稿が可能です。
まとめ
以上、
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターの使い方をご紹介いたしました。
このツールを使いこなせるか否かで作業効率が大きく変わってきますので、
広告運用に携わる方は、使えるようにしておきましょう。
最後に、
Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディターは、Yahoo!ディスプレイ広告管理画面上のデータを一度ダウンロードし、オフラインで作業するツールですので、
編集作業が終わった後は、忘れずに、画面上部の[アップロード]ボタンのクリックを忘れないようにしましょう!
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