Elsword 防御力計算の話
こんにちは。Lasleです。
ランレイドも実装してはや1か月。バグてんこ盛りのクソ難しいギミックに加え、ボスが硬く、クリアに時間がかかるPTも多いと思います。
ギミック攻略に関しては数を積んで練度を上げろとなるのでどうしようもないのですが、でたらめな防御力に対して「防御無視ソケット・致命特性・防御ダウン」がいかに重要な役割を果たすかを今回は書いていこうと思います。
✅はじめに
現在のエルソードで最も硬い防御力を誇る、根源の産室フェーズ1のラン。
その防御力は実に約96%です。
100ダメージを与える攻撃があったとすると、わずか4にまでカットされる驚異の防御力です。
突然ですがここで問題です。防御力約96%のランに対して、風の水晶玉を投げると、果たして防御力はいくつになるでしょう。制限時間は3秒です。
A. 約46%
B. 約48%
C. 約75%
D. 約92%
直感的に解釈するとAかBあたりのように感じますが、実態は悲しいことにDの約92%が正解です。
なぜそのぐらいしか下がらないのか?というのを見ていきます。
✅そもそも防御力ってなんだろう
エルソードの防御力は数値化されています。(以後、防御値と記載)
ステータス上に表示されている防御力にカーソルを合わせると上記画像のようにカット率も表示されます。これが防御力です。
上述の例だとこの防御力の場合、100ダメージが約24までカットされます。
そして、可視化はされていませんが敵にも同じように防御値が設定されています。
「じゃあ防御値がいくつあれば96%カットになるんだよ」ということになりますが、以下の通りです。
詳細な式は後述しますが、実に約10万。
プレイヤー側もステータスでこれぐらい積めればカット率96%に!積めるか!
このような防御値が設定されているため、風の水晶玉を投げて50%減らしても、防御値10万から約5万に落ちるとはいえ、防御92%程度にしかならないのです。
殆ど無くなった防御無視100が最強だったのはこういう式だったからです。
防御無視100から防御無視80は見た目より実は致命傷だったりします。
次は致命・各種防御低下・防御無視の扱いについて見ていきます。
✅防御低下と致命と防御無視の違いに関して
ぶっちゃけ名称が違うだけで扱いは全部同じです。
たとえるなら、防御無視20%をソケットで積んだ場合は、常にすべての攻撃に致命20%が付くといった考え方とほぼ同義です。
そして、複数の防御無視や致命がかかった場合、それらは全て乗算で計算します。
例題を挙げます。
(例)防御値約10万(防御96%)のランに対して、風の水晶玉・致命50%・防御無視ソケ20%分で攻撃した場合。
100000 * 0.5(風玉) * 0.5(致命) * 0.8(防御無視) = 20000
防御値20000としてこの攻撃は計算されます。だいたい80%ちょい。
こんだけ積んで80%です。バカが。
ちなみに別に防御低下(アマブレとか)が入る場合、別枠でまた乗算して計算していきます。
✅おわりに
重要視されながらも不透明であった防御力のくだりを今回書きました。
インフレ抑止のための防御力計算式なのに、開発側がインフレしきった数値を設定してふざけたとんでもないレイドボスが現存しているのが現状です。
これを崩すために、ノド靴とか死神称号は魅力的なのですが、安直に付けても自分が死にやすくなったり自分の火力が落ちたりするので、PTメンバーが持ってるデバフがどんなものかを加味してこれらの防御減少系を装備するか検討すると良いと思います。
✅おまけ:防御力ってどうやって割り出すの
ここは計算面倒だと思う人は読み飛ばしていいです。 エルソードの防御%は、様々なゲームで使われている以下の形に沿っています。
1-X/(X+防御値)
防御バフを活かすとかインフレを抑えるとか、使用上の利点はさておき、 有名どころではモンハンとかでも使われている形の減少式です。 エルソードでは、このXは約4153.51となります。(※)なので、以下の式で敵の防御力がわかったりします。
1-4153.51/(4153.51+防御値)
逆に防御値は以下のように求められます。
4153.51*防御%/(1-防御%)
だいたいの区間をまとめたのが以下表となります。
プレイヤー側の限界はどう頑張っても80%程度のようです。
なので、96%といった防御力に対してノド靴や死神を付けて新レイドに挑んだ時、PTメンバーへのシナジーは計り知れないものとなるでしょう。
(※) ステータス上の防御力と防御値から導き出せる値がだいたい4153.51のため