Elsword みんなちがって、みんないい(物理ヒーラー編)
こんにちは、Lasleです。
2023/11から2か月ごとに行われていたバランスパッチですが、
2024/5の発表でようやく既存14キャラクターの修正内容が確定しました。
全体を振り返り、スキル倍率の修正だけでなく、パッシブ面にも大きな修正が入っており、今までのバランスパッチと比べると見直されるべき職は見直されたパッチではあったと思います。一部放置されたり必要以上の弱体が入るのも恒例行事でしたがそんな前向きな修正が行われる反面で、レイドコンテンツをプレイしている人にとっては死活問題となるパッチ内容も発表されました。以下の通りです。
KR 4/25バランスパッチのお知らせ より
物理・魔法の両面に貢献していたキャラクターの片面化修正です。
圧倒的汎用性から物理魔法問わず幅広いPTで採用されていたRdSですが、
物理PTに採用している人たちは構成の見直しが必須となりました。
今まで自分は「デバフ免疫と回復あるからとりあえず放り込んどこ」レベルでPTを考えていましたが、今回の見直しを機に「何が長けてるか、誰と組ませるべきか」を観点に、物理ヒーラーを振り返っていきます。
✅はじめに
本noteにおける物理ヒーラーとは、以下4職を指します。
それぞれが何できるかを細かく書いているとnoteではなくただのwikiになるので、細かい部分で何ができるか気になる人は以下サイトをご覧ください。
✅早見表
「何でもできる」感がある4職ですが、
そんな中でも得手不得手は出てます。以下の通りです。
各キャラクターについて以下に書いていきます。
✅DA
4職の中で唯一「先駆者の紋章」パッシブでアクティブスキルを使用せずとも常にアクティブ判定を発生させれます。そのため城壁称号を使用する際、4職の中で最も維持が容易です。
また、ホーリーグレイル、フェザークレスト、オラクルと質の高いバフを揃えているのも強みです。物理攻撃力アップ以外はスコアにこそ現れませんが、火力職のパフォーマンスを大幅に向上させるものです。火力職への快適なスキル回しへのアプローチに関しては他3職と比較しても最高クラスと言えます。
攻撃面はバランス良く揃ってる反面、防御バフ・凍結に関しては他職と比較すると数値がやや控えめです。凍結に至っては4秒しかないこともあり、長時間ボスの凍結は望めません。「城壁を付けさせて支援ムーブ全てやってもらう」といった運用は過信できるものではない点に注意が必要です。
城壁を付けたDAは最強クラスのシナジーディーラーなのであり、何でも屋さんではないのです。
唯一無二な点として、マスタースキルが特殊リソースを無限にすることから、EWと組んだ場合には明らかに狂った出力を提供します。戦闘時間の約半分の間、防御無視100の高倍率を振り回せられるようになるのはDAにしかできない芸当です。
攻撃面の支援は優秀であることから誰と組んでもある程度のパフォーマンスは保証されますが、EWやDomといった特殊リソース持ちと組んだ場合にはより良いパフォーマンスを引き出せます。
✅OM
見た目に反して最も防御面が厚いキャラクターです。
どこにいても即時回復させるキュアおよび、PCAとパルスダイアグノーシスを持っていることから他キャラにはできない耐久力をPTに提供します。
ゆえに、4職の中で最も単独でヒーラーとしての立ち回りに向いているキャラです。OMであれば他3職が完全なディーラー職でも手厚いサポートを行えます。
スキルサイクルにアクティブであるスチームパックを使用することから、城壁の維持も意識せずとも行うことが可能です。
加えて、2種のHAを使い分けれる点は、PT構成に柔軟性を持たせることができます。HAゆえに常時維持は不可能であるものの、50秒間フルバフで殴らせてくれるボスは現代エルソードでは存在しないことから、一番火力を出すタイミングで付与すれば良いのであまり気になりません。
反面、攻撃バフに関してはスチームパックが効果こそ強力であるものの、付与範囲が狭いことからスキルで移動するAN・FBあたりに常時提供できる保証がありません。
他の攻撃バフはデトキシケーションとHAであるマスエグザミネーションのみであることから、火力面の貢献度は控えめです。トロリージレンマを採用している場合にはさらに控えめです。
また、パルスダイアグノーシスまで採用する場合、スキルスロットが足りません。支援全特化する場合には本体火力まで犠牲になるデメリットを抱えています。
以上のことから高パフォーマンスながらあまり移動せず、燃費の悪いTW, GBあたりと組ませるべきです。各種バフは(ほぼ)効果なしのデバフを付与することができるため、KEとの相性も良いです。
また、後述のNP・AVはディーラー寄りの性能であることから、これらと組んでダメージを出してもらいながら自身は支援ムーブに徹底する。といった構成も有効です。
✅NP
物理受けダメ上昇、強烈・超越スキルダメージ上昇バフを4職の中で唯一持っており、加えて物理攻撃バフ、防御下げも持っていることからPTへのダメージ貢献度が最も高くなる点が一番の強みです。
城壁称号のないNPがおかしな攻撃サポートを出せることからも、これらのバフがとんでもない貢献度であることを伺えます。
DAをより攻撃面に尖らせたような性能をしており、高いダメージ貢献度を持つ反面で他職と比較してもダメージ貢献度以外のサポートには以下の通りやや難があります。
・バフデバフにアクティブスキルが存在しないことから、城壁の維持にはコマンド又はバフ効果を持たない多段ヒットの「静かな夜の踊り」をスロットに入れる必要がある
・リジェネがスタック前提の回復量であり、CT加速がPTに存在しない場合にはスタックが困難
・凍結の発生が遅い
以上のことから、ヒーラーというよりディーラー寄りの性能と言えます。特に2点目のリジェネ性能に関してはヒーラーとしては致命的です。顔色一つ変えず城壁称号を装備し、支援に徹してくれるNPは貴重です。
マスタースキルにHA・マスタースキルのCT加速があることから、MT・Dom辺りの、HA・マスタースキルを使用するキャラはNPと仲良くすべきです。
また、リジェネ量が他職と比較してやや劣ることから、全体的にMP回収が良い職と組ませるべきです。このリジェネ量を補わせるために、CT加速を持っているCC・BG・AVあたりと組むのももちろん優良な組み合わせといえます。
✅AV
他3職と比較すると、唯一CT加速であるインスパイアを持っているキャラです。現代エルソードでバリバリ火力を出す職は自前だとCT加速が足りないことも多い中で、これを補えるのはアヴァリスの特権です。
また、契約者からもバフ判定が発生することから、自分がギミック処理等でPTメンバーから離れていようとも、バフの維持が容易であり、レイドプレイへの安定性向上が見込めます。スキルサイクルにアクティブであるルーマーを使用することから、城壁の維持も意識せずとも行うことが可能です。
しかし、このキャラクターはヒーラーではなくシナジーディーラーの側面が強すぎるという問題点があります。
理由として、契約者以外に対してはインスパイアがある点を除けば他3職と比較して支援スキルの性能が中途半端であり、器用貧乏な状態であることと、シナジー効果のない火力スキルがそれなりに高い倍率を出せるためです。
さらに効果が小分けされていることが災いしており、10枠全てをバフスキルにした場合、火力スキルをスキルスロットに入れれないことからディール性能が壊滅的になる欠点を抱えています。
以上のことからヒーラーとして運用するには前述の3職の劣化になりうる状態であり、やや荷が重いです。6人プレイとなる捜索隊PTでは猶更ディーラーとして立ち回るべきです。
これを解消するために、いっそ開き直って他3職のいずれかと組み、凍結・デバフ免疫などの一部支援スキルを採用せずに火力スキルやオベリスクを搭載するといったシナジーディーラーの運用をすべきです。特にOMとはAVが特に外したい凍結スキルやデバフ免疫を難なくこなしてくれることから相性が良いです。
それ以外に関しては契約する相手に対してのバフ量はイカれていることから、誰と組んでも一定以上の相性は期待できます。
✅番外編:神秘クロニクル
神秘クロニクルについては装備の話であり、キャラクタースペックとは多少ズレるので、余談となります。
これら4キャラクター自身も装備を整えてキチンとスキルを回せば同じ強化値のアタッカーの3-5割程度のスコアは出せるので、深淵レイドレベルでは素直に暗記の紋章を装備して殴りに行くべきでしょう。
しかし、「同じフィールドに居る全ユーザーに適用」と記載の通り、8人が同じマップに存在する挑戦レイドに関しては、神秘アクセの効果は裏側の攻撃隊にも有効です。従って、場合によっては本体火力を犠牲にしてでもやるべきです。
8人全員が雪花・メローテンの攻撃時に一定確率で全スキルCTが5秒減るのはリターンとしては破格です。クラウン・イヤークリップも合わせて装備した場合にはさらに大きなリターンが期待できます。
✅おわりに
物理PTにおけるこれら4職は「大体何でもできるから」と必要不可欠な扱いを受ける中、攻撃バフの量やヒール量で明確に得手不得手が分かれていることがわかりました。
そもそも今回挙げた4職をメインキャラレベルまで育成している人が少ない現状ですが、きちんと装備を整えることでディーラー職のダメージとまではいかなくとも、立派なリザルトをたたき出すことも可能です。
立派なリザルトを出そうとまではいかなくとも、「フレンドが●●使ってるからこれ作ろうかな」といった一種の指標になれば幸いです。
稚拙な文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。