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My WRX ~プチ・リフレッシュメンテナンスの決心~

1. はじめに

 私の愛車は、2011年製・WRX STI(CBA-GRB アプライドC)です。このクルマは、登録1年、走行距離約1100㎞の状態で、中津スバルさんのピットの奥で大切に保管され、次のオーナーを待っていたと聞いています。
自分は当時Traviqに乗っていて、10年経過し、そろそろ次のクルマなどどうしたものだろうと勘案していた時期でした。
 ある日、中津スバルの恒例のお客様感謝フェスティバルにてお邪魔した際、ピットの奥でふと見かけ、WRXという余りのオーラに惹かれて運転席に座らせていただいた際、代田社長より「308馬力を操るTY85のミッション操作は楽しいよ!」と背中を押され、縁を作っていただいて購入させていただいたクルマです。
 納車日、余りの嬉しさに中津スバルのお店から家まで10分もかからないところ、反対方向に向いて100km以上もあちこちクルマに誘われるように走り回っしまったくらい、走る愉しさを感じさせてくれたクルマです。

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2. WRXとの楽しい時期を経て

 とにかく、走ることが愉しいクルマでした。スピードを出せば出すほど地面に吸い付いて安定して、まるで矢のように加速して飛んでいくクルマ。ワインディングではロールなど無関係にステアリングを切った通りに曲がっていくすばらしさを感じていました。

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 それから9年。2020年になり、ふとクルマの運転に疲れるようになっている自分を感じるようになりました。歳を取り、若くなくなってWRXにエネルギーを吸い取られるようになったのかな?とも思いましたが、どうも違う。
 実は、この時、某MI〇Iのクラブマンの新車を代車で乗る機会があったのですが、よく動くサスペンション、Cooper Sというスポーツ設定の心地よいエキゾーストサウンド・・・
 なぜか、自分のWRXより「運転が楽しい」、と感じてしまいました。
なぜ、いま自分はWRXを愉しめないのだろう?何が違う?そう頭に疑問がよぎります。
 このままでは、WRXを最後まで愉しめないまま、終わってしまう。いけない。そんな考えを持つようになりました。

3. プチ・リフレッシュメンテナンスの計画

 なぜ、いまのWRXでは自分は愉しめないのか?自問自答しました。先に述べたクラブマンで感じた愉しいこと、これをWRXで実現できればいいではないか。堂々と思考は巡るも結論は単純でした。
今後10年、またこのWRXを愉しむために、以下のリフレッシュ計画を思いつき、中津スバルさんに相談しました。
(1) ストラット/ショックアブソーバの交換
 新車の頃の状態を覚えていないのですが、おそらく、足回りの初期ストロークが減り、ほぼボトムだけのリジット状態に近い状態だったと思います。
 走行中の凸凹の入力を吸収できず、ボディに直に響いてこなしていく、そんな状態が走行中の運転する自分の体力を奪っていく(若いころは平気だったのかもしれませんが)ことにつながっていたのかもしれません。これをしなやかな脚にすることで、疲労低減と再び走る愉しさを蘇らせようと計画しました。
(2) スポーツマフラーへの交換
 純正のマフラーも、そこそこの快音はするらしいのですが、キャビン内には全然響かず、やはりもっと魂に響くような心躍るサウンドが欲しい(MI〇I Cooper Sで感じたように)と思いました。
 しかし、単に高回転に特性を振って、ピーキーなエンジン特性になるのは自分の好みではありません。性能を維持しつつ、かつ愉しいサウンドが聴けるようにしたい。そう考えて安価ではありませんが、思い切って投資することにしました。
 費用の詳細はあえて書きません(改善の効果には代えられない)が、次のクルマに乗り換える気持ちで、新たなMY WRXに生まれ変わらせ、また10年乗れるクルマとすることで、清水の舞台から飛び降りる気持ちで本「プチ・リフレッシュメンテナンス」(中津スバルさんの本当の「リフレッシュ・メンテナンス」とはレベルが違うので、あえて「プチ」と書きます)を行いました。

4. プチ・リフレッシュメンテナンスの実行

 4-1 脚回りの交換
 脚回りは、STIのビルシュタインのストラット/アブソーバとコイルスプリングをチョイスしました。やはりSTIとビルシュタインに憧れがあったのと、ニュルでの走り込みのノウハウが反映されているということで、たぶん現在の脚のスタビリティはそのままで、高速でもよく動くしなやかな脚になるであろうとの期待からの結論です。

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4-2 スポーツマフラーへの交換
 会社で実は同じ職場にWRXに乗っている人が数人います。いつも情報交換をしているのですが、皆さんHKSのマフラーを選ばれていました。実際に音も聞かせていただきました。

 そこで色々と悩んだのですが、中津スバルさんにパンフレットがありお勧めだったこと、いわゆる後端部分(タイコ)のみの交換ではなく、センターパイプからちゃんとセッティングされているということを勘案し、今回は「ガナドール」のステンレスマフラーを選定しました。音についてはYouTube等で聴くことはできたものの、生の音は違うはず。果たしてどんなもんだろうか・・・と思いつつ、良い結果に傾くよう祈りながら注文しました。

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5. プチ・リフレッシュメンテナンスを終えて

 足回りとマフラーを中津スバルさんに手配してもらい、北原メカニックにお願いしてわずか2日。わが愛車のWRXが新生したとの連絡が入りました。
早速お店に受け取りに伺いました。帰ろうとACCのプッシュボタンを押してエンジンが掛かり、エグゾーストの素晴らしい音を聞いた瞬間「あ、これだ・・・」と心にストンと落ちる感じがありました。

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その週末、実家の母の様子を見に中央道を中津川から植田まで帰った際、STIのビルシュタインのパフォーマンスのすばらしさを実感しました。何が凄いかって、運転していてとにかく疲れない。あっという間に実家につきました。
 高速走行で荒れた路面からの入力をボディに響かせることなく、軽く“いなす”サスペンション。走行スタビリティは全く変わらない。これだ。これが自分が欲しかった脚だ。そう思った瞬間でした。
 そして快音を奏でるスポーツマフラー。停車時のアイドリングから、爆加速するときの高音まで素晴らしい音を奏でます。EJ20の咆哮、EJ20の鼓動が全身で伝わってきます。ブリッピングするシフトチェンジと加速が愉しい、その気分を再び高揚させてくれたのもこのマフラーのおかげです。あまりにも快音を聴かせてくれるので、このマフラー導入以来、クルマのステレオで音楽を聴くことが無くなってしまうほどです。

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My WRX、無事生まれ変わりました。あと10年、いや、また手を入れてもっともっと、走りの愉しさを自分が歳を取っても与えておくれ。そんな気分で、再び愉しいWRXライフを始めています。

#WRX ** **#STI** **#GRB**

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