ANOTHER'16 ~河下楽の大躍進~
8/2~8/26の23日間全34公演、お疲れ様でした!!*1
伝説の舞台『ANOTHER』を今年上演する意味を正直最初はめっちゃ考えてました。
なぜなら『ANOTHER』といえばデビューへの起爆剤だと私は考えているからです。
関ジャニ∞は『ANOTHER』がデビューに繋がったし、ジャニーズWESTは『ANOTHER』上演後にデビューしました。*2
デビューと言えば大きい転機だと思います。
しかし関ジャニ∞は『ANOTHER』を上演してすぐデビューした訳ではありません。
どん底の状況から這い上がるきっかけになった演目が『ANOTHER』です。
以上のことから『ANOTHER』は勢いと転機を与える演目であると考えられます。
現在の関西ジュニアに勢いと転機を与えたい、そんな気持ちで今回の『ANOTHER』上演が決定したのではないかと千秋楽を迎え、ふと思いました。
では転機とは何なのか。
私的にはこの二つだと思います。
①藤原丈一郎の躍進
②河下楽の大躍進
今からこの二つについて見ていきたいと思います。
①藤原丈一郎の躍進
「オリキャラをもらい、Brotherでは西畑・向井と同列扱いになった」ことから理解頂けると思います。
Funky8内から一歩抜きん出た印象を持ちました。
②河下楽の大躍進
今回のテーマはこれです!
今年高校生になった河下楽くんの大躍進!!
ではどの辺りが大躍進なのかをセットリストを使って見ていきましょう。
(☆は楽様の出演シーンです)
『ANOTHER&Summer Show』
<一幕>
・出港~嵐:Another Tomorrow☆
・遭難
・墓標
・うまくいかないサバイバル生活:HI!HO!☆
・子供たちの友情
・謎の墓場:Darkness☆
・少年との出会い
・南の島に雪は降らない
・サバイバル
・島の掟
・学生~都会:Can do!Can go!☆(日替わりコーナーあり)
・初めての交信
・少年の帽子~心風
・南の島に雪が降る
・海から来た男
<二幕>
・島の民☆:MysteriousDance
・緊急事態
・戦士たち☆
・窮地:急げ若者☆
・救出~ランブル☆
・別れ~日本へ☆:星をさがそう/Another Tomorrow
<Summer Show>
・Next Stage☆
・Battle
・5W1H
・アメフリ→レインボー
・Come On A My House☆
・カナシミブルー☆
・Brother☆
・BAD BOYS
・Esper☆
・鼓動☆
楽様の出演シーンは舞台9場、Show Time6曲です。*3
この舞台では春松竹と違い、Funky8が出演しています。
Funky8は人気が高く、その分出演シーンも増えます。
アイドル業もビジネス、お金を稼がせてくれる人が優遇されるのは当たり前です。
そんなFunky8と同じ舞台で9場も出演シーンがあるって凄くないですか!?
(私は凄いと思います)
そして注目すべき点は二幕の出演シーンの多さです。
一幕でシュンが楮の毒にやられ、そのシュンの面倒をダイが見ることになりました。
そのダイの欠員を埋めたのが楽様です。
ダイ役の今江大地くんはFunky8のメンバーです。
今回Funky8は遭難した少年達側(藤原・大橋・草間・朝田)と島の民側(林・末澤・古謝・今江)に別れていました。
島の民の中で室くんに次ぐ地位の役をもらったFunky8の四人(特に林と末澤)。
そんな四人の中で今江くんが欠員メンバーに選ばれた理由は二つ考えられます。
一つ目は島に知恵を授けてくれた大恩人の息子で将来は島の長になるシュンを見ているには然るべき地位の人が側にいるべきだからです。
二つ目は槍を突きつけるジョウ役の藤原丈一郎くんとの今丈コンビが人気だからです。
また今回DKラインも遭難した少年達側(福本・毛利・石澤・吉岡)と島の民側(吉野・大谷)に別れていました。
楽様はちびっこラインに属しながらも、島の民側のDKラインである吉野伊織くん・大谷怜爾くんと共に行動できたのです。
なぜちびっこラインに属していると言えるのか。
それは例年の組分けと日替わりコーナー・オーディションの導入部で披露された『Can do!Can go!』から見て取れます。
『Can do!Can go!』はちびっこラインが踊っていました。
またオーディションで楽様が漫才を披露した時は川北翔くん・岡佑吏くん・小柴陸くんと組んでいました。
川北くん・岡くん・小柴くんの三人ともちびっこラインのメンバーです。
では逆になぜDKラインにも入ったと言えるのか。
それは二幕三場の『戦士たち』に出演していたからです。
コジマとヨシオカが島の民に捕まるシーンにはちびっこラインが出てませんでした。
そんな中楽様はちびっこラインから召集されたのです。
以上のことから楽様はちびっこラインとDKラインを行ったり来たりすることができると言えます。
二幕一場の『MysteriousDance』からも躍進が見て取れます。
まずイントロのダンスでの立ち位置です。
(前)→(後):道枝・室・河下・溝口
この通り、室くんの後ろで踊っているんです。
この『MysteriousDance』では島の民役のジュニアが全員登場します。
全員登場するということはFunky8の四人もDKラインの二人もいるということです。
そんな中センターで縦一列に並びダンスする役目を与えられました。
次に室くんが槍の上に立つ演出に携わったことです。
楽様は末澤くんと共に槍を持ち、しかも室くんが上にいる時間の長い方の槍を持っていました。
この演出に槍を持つ方で携わった人達は全員DK以上でした。
これで舞台だけ見ても躍進したことがわかると思います。
ではSummer Showではどうだったのか。
結論を言えば躍進しました。
理由は先程も記述しましたが、ちびっこラインとDKラインを行ったり来たりすることができたからです。
しかもShow TimeではDKラインと同じ衣装を着ている曲が多かったです。
<DKラインの衣装>Next Stage/Brother/Esper/鼓動
<ちびっこラインの衣装>Come On A My House/カナシミブルー
上記の通り、DKラインの衣装を着て出演した曲が四曲もありました。
しかも!関西ジュニアの選抜式ダンスナンバー・『Next Stage』にも出演してるんです!!
選抜に入れたんです(;_;)(;_;)
またちびっこラインの曲ではバックセンターを務めることができました。
『Come On A My House』では高橋恭平くんの後ろで、『カナシミブルー』では道枝駿佑くんと長尾謙杜くんの間で踊っていました。
千秋楽にはアンコールの挨拶にも登場し、20時の壁を越えました。*4
壁越えを見た瞬間、泣きそうになった自分がいます。
この夏の躍進には三つの理由があると考えています。
一つ目はこの春に高校生になったことです。
二つ目はちびっこラインとDKラインを行き来できる時期であることです。
三つ目は今江大地くんの一時の欠員と藤原丈一郎くんの昇格人事のおかげです。
自分の努力や現状と共に運を味方につけるのもアイドル。
(階段を上がる時や待機中のポーズも含め)『HI!HO!』でのカエル姿や同期にちょっかいをかけられてる姿、『Come On A My House』では笑顔で可愛く。
漫才で仕切っている姿や陸ちゃんに立ち位置をさらっと教える姿は頼もしく、かっこよく。
『カナシミブルー』ではクールに色気も兼ね備えていて。
『Next Stage』でたまに笑顔が見えたのは少し引っ掛かった時がありますが、全編通してシャカリキダンスだった楽様。
舞台本編ラストの『Another Tomorrow』でセットと吉岡廉くんが被って見えにくかった時も手を抜かず踊っていました。
上記ツイートの通り三戸なつめちゃんみたいなぱっつん前髪も、ふんにゃりとした笑顔の目の奥も、ターン後の眼光の鋭さも。
この夏は攻めた楽様を見ることができたと考えています。
攻め続けるために舞台上で顔を上げる時間を長くする、もう少し我を強くしてみるのも良いかもと私は思います。
今回の漫才を経験に次回のお笑いコーナーも頑張ってほしいです。
クリパは関西Jr.きってのボーカリスト・河下楽のソロパートがあればいいなと思っています♡
従来の可愛さと激しいイケ化によるかっこよさ、両面を自由に行き来できる変幻自在なDK楽様の快進撃は始まったばかり。
これからの快進撃も楽しみにしています。
以上、ANOTHER'16 ~河下楽の大躍進~でした!
*1:内休演日が二日間ありました。
*2:ジャニーズWESTの時は伝説の舞台という枕詞もANOTHERを上演するからデビューできるのでは!?という風潮もありました。
*3:数えやすさを重視したため、舞台中のダンサーとしての少しor一曲のみの登場も一場として扱いました。
*4:GWのSexy Zoneのコンサートで20時の壁を既に越えています。私はその姿を見ていないのでこの書き方になりました。
YUKICHIさんのツイートを引用致しました。(本人様に許可は頂いております。)
引用方法がわからずスクショでの掲載になってしまいましたが、ありがとうございました。