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ラッシュは続くよどこまでも
< 退職まで 65 日 >
●トラブル発生
会社のネットワークが不通となった。
電話回線は生きているが、インターネットにつながらないとの一報を受け調査に入る。
社内のネットワークには問題がない。きちんと全て正常に動いている。
社外へ出ようとしてるところが問題だろうとルーターのログを見る。プロバイダへの接続認証がエラー?なぜ…?
ちょうど停電があったので、機器の故障を疑う。
並行で、ONU直での接続を試行するも弾かれる。
プロバイダの契約が解除されているわけがない。
振り込み忘れ?いやいや、クレジットカードで払われているはずだ。
クレジットカードの期限切れ?などと考えてる場合ではない。
プロバイダに問い合わせると、まさかまさかの「契約が解除されています」との回答。
そういえば「昔必要だった固定IPアドレスがいらないそうなので、解約します」って経理が言ってたな…?
経理に確認するとビンゴ。もともとの契約ともども解除したとのこと。
契約の復活はできない ― 新たに契約しても接続ができるのは翌日18時。
さてどうしたものか…と考えるまでもなく関係各位に電話して泣き落としをする。
無事回線が復活したので、拠点と再接続して元の状態に戻すことができた。
死ぬかと思った。
●今後これを誰がやるの?
ルーターの場所はわかるけれど、再起動の仕方は私以外わからない。
状況確認のためにルーターにログインしようとする発想がそもそもない。
ネットワーク情報をブラウザ画面でも確認できるということを知っている人も私以外いない。
であるのに、どんな契約が必要で、何が不要なのかを情シス以外がジャッジし、今回のような大事故が起きる。
原因の究明もできない、故に再発防止策も作れない。
私が居なくなれば、つまり、どうしようもなくなる。
今後、こういうトラブルが発生したら誰が対処・対応・報告・対策をするのだろう。いいのか、私、ここから去って。それはいわゆる、無責任というもの担ってしまうのではないだろうか。
頭の中がぐるぐるする。
●残作業
済: 退職を伝える
済: 退職日の交渉(11月末決定)
済:引き継ぎ提案
未済:引き継ぎ準備をする
済:業務のリストアップ
済: マニュアルの作成
済: 情報の整理と一元化
未済:社内へのあいさつ回り
未済:社外へのあいさつ回り