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ひとり情シス何人分?
< 退職まで 69 日 >
●「ひとり」が担う「ひとりぶん」
情シスは(と一括にできないが)ゼネラリストよりの職務である。
ハード、ネットワーク、ソフト、サービス、法律、経理、人間関係。
そのすべてを多かれ少なかれ知っておく必要がある。
そうでなければ、適切なサービスや仕組みを提案できないからだ。
特に、地方かつ中小企業である場合に置いてはその傾向が強い。ゼネラリストでもありスペシャリストであることを求められる。
よくわからないが、難しいことは任せておけばよしなにやってくれるヤツ―そんな存在に、情シスは、なる。
自分のことを盛るつもりはないが、私もそういう、ゼネラリスト側の人間である。IT だけに頼らず、アナログも物理も利用する。ハンマーとインパクトドライバーを片手に、あるいは、精密ドライバーと接点回復剤を駆使しながら問題解決を行ってきた。可能業務領域は、広いほうだろう。
そのような人間が抜ける。
ひとり情シスのひとりぶんは、思った以上に面積が広い。
その面積をフルカバーできる人材は意外に少ないというのは、採用活動をちょっとやれば、嫌でも痛感させられるはずだ。
情シスなんてそうかんたんに見つからない。見つかったとて、そのひとが会社で根を張り、広い範囲をカバーできるようになるには時間が必要だ。
そういう現実が見えてきた頃に、退職を表明した人間が言われるセリフはつまり、こういうことだ ― 「退職時期をずらすことはできないか?」
残念ながらそれはできない。次はもう、決まっているんだ。
●私生活の乱れ
退職もそうだし、環境の変化もそうだし、新しい会社についてもそうだが、考えることはいっぱいある。
勢いバタバタとしてしまい、生活リズムが乱れる。
ちょうど飛び石での連休があったこともあり、なんかこう、頭に靄がかかったようにうまく行かないことも有る。
お酒を飲めば解決するものでもない。牛飲馬食しても残るのは腹痛と後悔だけだ。
そんなときは、ひとりで山にでかけ、ボーッとする。
家族がいるからこそできることもあるが、ひとりだからこそできることというのもやはりある。どちらも大事なものなのだ。
● 残作業
済: 退職を伝える
済: 退職日の交渉
作成中:引き継ぎ提案資料
・ 外注にする?
・ 社内コンバートする?
・ 新たに雇用する?
・ 引き継ぎ準備をする
済:業務のリストアップ
・ マニュアルの作成
済: 情報の整理と一元化
・ あいさつ回り
・ 社内
・ 支社
・ パートナー会社 → お伝え済み