言論の自由を!
今日の夕食は、ジャジャン麺とチャンポン。
韓国を代表する、この料理でハズレがでたことはなかったけれど、今回は恐ろしく美味しくありませんでした。
娘が食べたジャジャン麺の味はパンチがなく、しまりもなく、ぼんやりした霧のようでした。
主人のチャンポンはしょっぱかった。濃い味付けが好みの主人が言うのだから、間違えなくしょっぱいのでしょう。
食事も当たり外れがあるのは、仕方ないのであれこれ言うのが目的ではなくて、
私の言葉の変化です。
以前の私は、すごく真面目だったから『まずくても感謝して食べなよ』と、感謝の押し売りをしていたんです。
無理なお話。思ってもいないのに感謝しなよとは。
それで『不味いと言っちゃいけないのか!』と、主人が怒って喧嘩が勃発するパターン。
私は、言論の自由を奪っていた危険な思想の持ち主の妻だったのです。
それにまずいのに感謝して食べなよと、言うのも時と場合によっては必要かもしれませんが、家族間では自分の考えを自由に話せる雰囲気が欲しいですよね。
だから、今日は『まずいなら、無理に食べるのやめな』と、言いました。
そして『二度とここからは、出前をとらない』と3人の意見が一致。
感謝を要求しなかったので喧嘩もせず。
食卓の空気は良くはないけれど、でも悪くもなく終わりました。
相手を傷つける言葉は良くないけれど、自分の意見や感想を表現するのを阻止するのは良くない。
そう思いました。
そして、自分の理想の人に作り上げようという危険な考えも取り下げようも思います。
感謝は無理やりするものではない。
どんなことを、思っても良い。
そのままを受け入れよう、自分のことも、相手のことも。、