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上野発(ほぼひとりごと(2021年8月8日(日)))

(写真は、一本だけある、上野発仙台行の常磐線特急ひたち号の電光掲示板です)

#上野発 #特急ひたち仙台行 #ふるさと訛り


盆暮れの繁忙期には、郷里に帰る人々で大賑わいだった上野駅ですが、ブルートレインもなくなり、常磐線の特急もほとんどが品川発になった今、上野始発8時の特急ひたち仙台行は貴重な存在です。


ちょうど、ラッシュ時間にあたるのが、上野始発になっている理由だとは思いますが、上野駅地上ホームらしい長距離列車です。去年の3月、2011年の震災から全線復旧した常磐線経由仙台行です、


40年以上前、東京から埼玉県の久喜に通っていたころの電車は、黒磯・日光行の2つドアの急行用の車両と使った各駅停車。確か、8時発のひたち号が出るあたりの地上ホームからの出発でした。


7時13分発だったので、いつもの席にいつもの人が座っているという感じでしたが、たまに観光客が乗って来ることがあると、秩序が崩れ、なんとなく、朝の元気がなくなるように思ったものでした。


上野発夜行列車の急行十和田。青函連絡船、少し前まで、C62型蒸気機関車3重連だった急行ニセコ3号から札幌で急行利尻に乗り換え、33時間かけて稚内まで、2車中泊で行ったことがありました。


50年近く前の大学生のころ、硬いボックスシートで身体をエビのように曲げて眠って行きました。この旅程を組んだため、一緒に行った友人からは恨まれましたが、すべて客車急行、良い思い出です。


特に混雑する盆暮れでなくても、連日、遠くへ行く人たちで、大賑わいだった上野駅地上ホーム、目を閉じると、大きな荷物を持って、列車を待っているふるさと訛りの声が聞こえてきそうな気がします。


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