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猫と夫婦善哉(ほぼひとりごと(2020年10月27日(火)))


(写真は、数日前の朝早い時間に撮った、大阪法善寺、水かけ不動前の夫婦善哉のお店と凛とした感じの猫です)

#猫 #夫婦善哉 #水かけ不動


水かけ不動の横、夫婦善哉の店の前にある石柱に猫がいました。朝で、人が歩いていない時間だったので、起こしてしまったのかも知れません。用ありげに、凛として、何かをじっと見つめていました。


本当のところはどうなのかわかりませんが、人懐こそうに見てくれる犬は親しみ深い感じがあります。猫はお高くとまっているような感じで、多少近寄りがたいのですが、見ていて、飽きません。


昼には、行列が出来る時もある夫婦善哉の店も、早朝だと、人の気配がしません。小さなぜんざいが2椀仲良く並んで出て来るので、夫婦善哉。織田作之助の小説に出て来る有名なお店だです。


小さいとは言え、水かけ不動の門前。法善寺にお参りしたあと、甘味を食べるのは昔から楽しみだったはずで、いろいろなところに、寺社とセットで、甘味のお店があります。ここもそのひとつだと思います。


どこの猫かわかりませんが、猫はどこにいても絵になります。誰もいない朝の時間帯は猫の天下です。夏目漱石が猫を擬人化した小説を書こうと思った理由がわかるような気がします。


人に懐こうとする犬と違って、孤高な感じのする猫は冷静に人を観察している感じがします。自分だけのエリアに侵入してきた人間が何を考え、何をしようとしているか、じっと見つめられる気がしました。


結局、何事もなく、水かけ不動をお参りし、水をかけ、お賽銭を上げてから、邪魔してごめんねと心の中で、つぶやきながら、猫のエリアを出ることにしました。結構良い感じの朝の出来事でした。


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