温泉街(ほぼひとりごと(1月27日(月))
(写真は、以前行った、会津若松郊外にある東山温泉で撮ったものです。射的屋さんと床屋さんが並んでいました)
クラシックな由緒ありそうな温泉旅館や、新しいモダンな建物に改築された宿と、閉館したあと、放置されている廃虚になった旅館や、改築しないままの旅館が、温泉街に混在しています。
今は、少なくなった社員旅行などの団体旅行で賑わった、同じ福島県内の飯坂温泉や、近くの鬼怒川温泉でそんな光景が当たり前になったまま、時間だけが経過しています。
旅館再生事業をやっている会社などが、伝統的な温泉地で、旅館や会社の保養所を買い取り、改装して、安価で泊まれる旅館にしたり、高級な宿に改装するビジネスを展開しています。
会津若松郊外にあり、温泉街と並行して、滝がいくつもある渓流が名物になっている、東山温泉でも、大江戸温泉物語が進出し、日帰り温泉と組み合わせてPRするなどの動きもあります。
そんな温泉街を歩いていたら、床屋さんと射的屋さんが並んでいました。過去には賑わっただろうと思う2軒でしたが、廃虚ではありません。今でも営業している風情が立派です。
日本全国、どこにでもある床屋さんと、伝統的な温泉街にしかない射的屋さん。昼間にお客さんの来る床屋さんと、夜、賑やかになる射的屋さん、面白い組み合わせでした。
この2軒のお店も、何軒かの旅館も、改装や改築できないままに、営業をやめ、朽ちていくのかなと想像してしまいました。温泉そのものは現役ですが、あちこちにありそうな光景です。