早く戻って(ほぼひとりごと(3月4日(水))
(写真は、新宿ワシントンホテル内にあるドラッグストアに貼ってある休業のお知らせです)
新宿ワシントンホテルは、いつも、中国からの旅行者で賑わっていました。中にあるドラッグストアに貼ってあった休業のお知らせ。インバウンド需要急減の厳しさをあらためて感じることになりました。
オーバーツーリズムが問題になり、京都祇園や浅草寺に観光客が増え過ぎて、地元が困っているというニュースがありましたが、このような状態を目の当りにすると、別の思いも強くなってきます。
ニューヨークには、世界中から観光客が来ています。他州から来ている人も数えれば、大変な数になります。他州に住むアメリカ人の願いのひとつは「ニューヨークに行きたい」だと聞いたことがあります。
2000年前後だまでは、日本への観光客はなかなか増えませんでした。その後、いろいろな事情で急激にインバウンドが増加しました。受け入れることへの覚悟も準備もないままだったように思います。
ニューヨークや、観光客が多いヨーロッパの街には、人とクルマを分離したり、観光バスの駐車場を街の外に準備したりしているようです。日本でそのようなインフラのあるところはほとんどありません。
それでも、オーバーツーリズムの問題は日本だけでもないようですが、魅力ある街だから、来てもらえるのだと思います。たくさんある、日本の魅力を誇りに思って自慢できることだと思います。
文化や暮らしの違いで、どこでも摩擦が起こりますが、インバウンドのみなさんのおかげで、住んでいるものが気づかなかった魅力も見つけてくれたのも事実です。早く戻ってほしいと思いました。
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