![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53351826/rectangle_large_type_2_c52dae5f058d2cbbc8429630b1bf5d38.jpg?width=1200)
花園神社の紅テント(ほぼひとりごと(2021年5月29日(土)))
(写真は、ビニールの城という唐十郎作品を上演する花園神社の紅テント。去年の今ごろは上演されないままだったと思います)
小さな劇場で行われる芝居、昔はアングラ芝居とも言われていましたが、役者の息使いを身近に感じ、観客も一体になって芝居に参加しているような感じになることが出来、普通の芝居とは別物でした。
去年、同じ場所で、解体されるテントを撮ったことがありました。準備をしてきた劇団や演出家、役者、大道具や小道具、照明などを担当するみなさんの悔しさや残念さを感じられるような光景でした。
今は、芝居に行くことはありませんが、学生時代はいろいろな芝居を行きました。映画より、観た数は多かったのではないかと思います。大劇場から小劇場まで、目の前での演技を観たことがあります。
唐十郎主宰の紅テントに行ったことはありません。Wikipediaによれば、1967年から1968年の間、花園神社の紅テントが唐十郎主宰の状況劇場の本拠でした。団塊の世代が青年時代だったころです。
当時は、迷惑だと言われ、境内での上演が禁止されたそうですが、花園神社境内は、その後もテント劇場芝居の聖地になっているようです。ビニールの城という上演作品は、唐十郎作となっていました。
この時期、小劇場公演は密なイメージが強く厳しい状況だとは思いますが、それぞれに対策を立て、観客も納得しているようで、一時期のライブハウスやカラオケボックスのような事態にはなっていないようです。
花園神社にテントが張られ、上演する芝居のポスターが貼られているのを見て、うれしくなりました。対策も講じられているので、映画も芝居も寄席、コンサートも弾力的に復活できるよう願っています。