絵画館前から(ほぼひとりごと(2020年10月10日(土)))
(写真は、絵画館を背にして、青山通りの方向を撮ったものです)
そんなに広くはありませんが、絵画館前の広場は、皇居前広場と同じく、大勢の人が集まることができる場所です。共産主義の国だけでなく、どこの国にも、同じように広場があります。
アメリカでも、ニューヨークにある広場は、タイムズスクエアのように、賑わいの場、繁華街ですが、ワシントンには、政治的な意味を持つ広場があり、大統領就任のパレードが行われます。
有名な学徒出陣壮行会が行われたのは、絵画館前の広場と、明治神宮外苑競技場だったそうです。太古の昔にあった歴史上のことのように思っていますが、その時から80年も経っていません。
歴史年表を読むと、1945年に第二次世界大戦が終結するまでの間、中世以降、世界中のあちこちで戦争が行われていました。地域的な紛争はあっても、大きな戦争がなかった80年間は珍しいことです。
きな臭い動きはなくなりませんし、領土征服欲も否定できませんが、きれいごとではなく、実行されないように努力をする知性がないと、いつ何が起こるか、わかりません。一触即発という事態になるかも知れません。
嫌なものは嫌、きらいなものはきらいと、批判や異見を否定し続けていると、知性での抑制より本能での行動が勝つようになります。いじめやハラスメントが、学校、会社から広がり続けることが心配です。
絵画館前、散歩するには良い場所ですが、80年前のようなイベントや集会が、このあたりで開かれたと思うと、気持ちがザワザワします。ザワザワ気分を忘れないようにしていきたいと強く感じました。
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