大手町ビル（ほぼひとりごと（２０２０年８月５日（水）））
（写真は、改装され、クラシックな雰囲気を残した大手町ビル一階の廊下。突き当りの左側に紀伊茶屋がありました）
大手町ビルにある紀伊国屋書店の中にあった小さなカフェ、紀伊茶屋があります。残念ながら、７月末で閉店してしまいました。静かな店で、パソコンを開いたりするには便利だったのですが。
今年になって新潟店を閉めたようで、残るのは新宿本店だけになるようです。美味しいほうじ茶や、ミニどら焼きが食べられなくなるのは、寂しい感じですが、空いていたので、仕方ないかなとは思いました。
紀伊国屋書店大手町店のある、大手町ビルは１９５８年に完成したとWikipediaに出ていました。そのころ、あちこちに出来たオフィスビルです。三菱地所はこのビルを残すことに決めたようです。
外観はかなりのイメージチェンジになっています。銀色の外装が赤いレンガを思わせるようなデザインになっていますが、屋内の廊下はクラシックな雰囲気を残したまま、輝いた感じになっています。
明治時代から、第二次世界大戦前までに建てられた重厚なビルから、戦後しばらく経って、機能重視なデザインのビルがあちこちに建てられました。東京駅に近い、新大手町ビルも同じような感じです。
新橋の近く、田村町の交差点近くにあった、日本石油のビルや、日比谷交差点の近くにあった旧三井銀行本店ビルなども同じようなテイストの建物でしたが、はすでに再開発のため、解体されました。
リノベーションされた大手町ビルは、１００年をめざすことになるのかも知れません。階段が急で、バリアフリーにはなっていませんが、良い香りの空気が漂っているような懐かしさを感じることができます。