変形三叉路(ほぼひとりごと(2020年5月20日(水)))
(写真は、ホームが狭い代々木駅近くにある、青山街道踏切から撮った変形三叉路。中央線のガード下に埼京線の電車が見えています)
すべての線に電車が走っているシーンを撮りたいと思い、その瞬間を待っていましたが、あきらめて、どの線にも電車が走っていない写真になりました。踏切に近づいて来る埼京線の電車が遠くに見えているだけです。
この場所には、品川まで並行している山手線と山手貨物線のうち、山手貨物線の上を中央線快速線と緩行線の複々線を走っています。3方向から来て、3方向に分かれてはいませんが、変形の三叉路です。
中央快速線と山手貨物線には、代々木駅はありませんが、山手線渋谷方面と中央総武線新宿方面は同じホームで乗り換えができるようになっています。代々木駅で下車するよりずっと多くの人が乗り換えます。
このような構造になっている線路を、山手線の内側では珍しくなった踏切から見ているとが興味がつきません。集まっては離れていく電車。ありきたりの表現ですが、人生模様を見ているようです。
渋谷寄りの階段、新宿寄りの階段も狭く、行き来する人が大勢いる中、ホーム上を人にぶつからず移動するのには神経を使います。都会で生きるためには、それなりの経験とスキルが必要になる場所です。
今は、新宿が最寄り駅になっていますが、以前は大手予備校の校舎が近くにあったので、4月、5月には、東京へ新規参入してきた人も多く、いろいろな混乱が起こったのではと心配してしまいます。
線路が複雑に交差しているという構造上、ホームを大幅に広げる工事ができるような余地はなさそうです。あいつか、すべての線に電車が走っているシーンを撮ってみたいと思います。夢がひとつ増えました。
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