向ケ丘遊園発準急我孫子行(ほぼひとりごと(10月8日(火))
(写真は、向ケ丘遊園駅を発車する前の準急我孫子行のJR東日本電車の車内。ガラガラでした)
60年ほど前、小田急線を使って通学していました。そのころの準急は、今より一両が短い、茶色の2ドア車の2両編成が多く、成城学園前から先、経堂、下北沢以外は通過でした。
どろんこの小学生が、夕方の混んだ電車に乗るので、乗客からの苦情が学校にあったそうです。確かに、混んだ車内を探検のように歩いた記憶があります。さぞ迷惑だったと思います。
準急の多くは片瀬江ノ島発。準急区間の成城学園前駅を過ぎ、新宿近くなっても、小田急線沿線には、住宅の建っていない空き地がありました。1960年以降、急激に住宅が増えていったように思います。
2018年に、登戸から代々木上原までの複々線化が完成し、東京メトロ千代田線、JR東日本常磐線に乗り入れていく電車が増えました。3社の車両が相互に乗り入れています。
2002年までの75年間営業していた遊園地がなくなり、駅名だけになった向ケ丘遊園駅から、常磐線我孫子へ向かう、夕方の準急のJR東日本の電車はガラガラでした。
東京メトロ千代田線に乗り入れる代々木上原駅まで、準急は急行より3駅余計に停車し、通過する駅と停車する駅の数は同じです。ほぼ全員が直前に出る急行に乗りました。
千代田線に入ると、立っている人が増えて、都会の電車らしくなり、赤坂からは夕方ラッシュでした。準急に乗って、60年間の変化を肌で感じ、あの頃が懐かしくなりました。