向ヶ丘遊園駅(ほぼひとりごと(2020年8月28日(金)))
(写真は、向ヶ丘遊園駅止まりの千代田線直通準急。JR東日本からの乗り入れ車両。小田急線の車両とはほぼ同じで、帯の色が違います)
JR東日本の車両は、踊り子号で伊豆急行の伊豆急下田、伊豆箱根鉄道で修善寺まで乗り入れています。あとは東京メトロの千代田線、東西線に乗り入れ、都内の地下を走っています。
以前は、千代田線の終点、代々木上原までの乗り入れでしたが、数年前から小田急線にも乗り入れるようになりました。向ヶ丘遊園駅に着いたJR東日本の車両も普通の光景になっています。
小田急線にとって、昭和初期の創業当時、多摩川を渡った、向ヶ丘遊園駅(当時は稲田登戸駅)は、新宿寄りの区間と、ここから小田原までの郊外線区間をわける、大事な駅だったそうです。
2002年に廃止され、跡地が未利用になっている向ヶ丘遊園の最寄り駅だったので、駅前から豆汽車(豆電車)が1965年まで走り、そのあとは、閉園の2年前まで、モノレールがありました。
開業以来、主要駅で特急以外のすべての電車が停車した向ヶ丘遊園駅ですが、今は、快速急行の停車駅がひとつ新宿寄りの登戸駅になってしまいました。乗降客もそんなに多いわけではありません。
それでも、登戸駅にはない折り返し用の設備があるので、千代田線からの直通電車を中心に向ヶ丘遊園駅行の電車が、JR東日本車両や東京メトロ車両もふくめ、頻繁に運転されるようになりました。
向ヶ丘遊園駅は、千代田線明治神宮前(原宿)駅のそば、取り壊される予定の山手線原宿駅旧駅舎と違って、100年近く前の創業時のままの特徴のある駅舎が改修され、現役で使われています。