季節外れのお花見話(ほぼひとりごと(11月27日(水))
(写真は、数年前の春、ほぼ満開になった山形市内の桜を撮ったものです)
桜をみる会が話題になっています。以前、知り合いが複数名、招待されたという話を聞いたことがあり、何でだろうと思ったことがあります。政府幹部とのツーショット写真を見せてもらったことがあります。
日本は、各省庁が大きな力を持ち、意思決定に時間がかかるとか、いろいろなことが言われていました。その反省もあって、内閣の政策調整機能を強化し、幹部人事を集約していくことになりました。
数年前から、忖度という、江戸時代みたいな言葉が一般に使われるようになるくらい、官邸に権力が集中していくことになりました。意思決定のスピードアップとか、悪いことばかりではなかったはずでした。
昔、中央官庁に出向していた若手のころでも、省庁間の意見調整に時間がかかったり、国益より省益優先じゃないかと思うような、横やりが入ったりと、省庁分権型統治の壁を感じたことがあります。
一方で、バランス型だったこともあり、いろいろな人がそれぞれの立場で話をしていました。マスコミも各省庁に入り込んだ結果、意思決定のプロセスが透明だったようにも思えます。
汚職事件とか、疑獄事件と言われそうなことも起こりましたし、決して清潔だとも思いませんが、誰がみても、嘘だとか、ごまかしているという話は、今より、通りにくかったのではと思います。
桜をみる会の話で、何かが変わるのかも知れませんし、何も変わらないかも知れません。季節外れのお花見話、数年前に山形で撮った満開の見事な桜をみて、こんなことを考えました。
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