ガード下の回廊(ほぼひとりごと(2020年12月3日(木)))
(写真は、新橋有楽町間のガード下に出来たOKUROJIの回廊です)
ドラマの撮影に使いたくなるような回廊です。SFでも、ホラーでも、様々なストーリーに応用できそうな感じです。たまに、電車の音が聞こえるのも、微妙な感じで、ミステリアスに感じられるかも知れません。
ガード下が、こんな風にイメージチェンジできるのを目の当りにすると、建築という仕事の面白さが少しばかりわかるような気がします。設計をした人の、目論見と楽しみが感じられるような気がします。
ギリシャ、ローマ時代の建造物ように、長い間残ることになるかどうかはわかりませんが、建設会社のキャッチコピー、歴史に残る仕事とは、こんなことなのかなと少しばかり、うらやましくなりました。
新入社員時代以来慣れ親しんだ、戦後の面影を残したままの薄暗かったガード下がなくなったのは、寂しい限りですが、ここから新しい歴史がスタートするかと思うと、応援したくもなります。
蒸気機関車が引く客車が走ったガード上も、東海道線だけだった線路が増え、東海道新幹線も出来ました。隣には、道路とその下のお店、コリドー街が出来たりと、長い間に、いろいろな変化がありました。
左側が東海道新幹線、並んで、東海道線(上野東京ライン)、京浜東北線南行、山手線外回り、内回り、京浜東北線北行の順に並んでいますが、線路としての本籍は東海道線に分類されています。
将来は、内幸町地区全体が再開発され、ガード上の線路のさらに上をまたぎ、日比谷公園と銀座を結ぶ、ペデストリアンデッキを作るという計画もあるようです。あっと驚く大変化が起こりそうです。