空が見える(ほぼひとりごと(2021年8月21日(土)))
(写真は、甲州街道から撮った新宿ルミネ。来年から、このあたりの取り壊しも始まるようです)
2029年完成をめざし、小田急百貨店や東京メトロのビルが来年から取り壊しが始まるようです。続いて、並んでいる京王百貨店や新宿ルミネも取り壊される計画があり、写真の景色もあとわずかです。
当時の国鉄ホームと並んだ、地上の小田急線と京王線の新宿駅のあとに小田急百貨店や京王百貨店、地下には新宿西口地下広場が出来て、思い出横丁をのぞき、新宿駅西口の戦後が終わりました。
すでに、スバルビルや明治安田生命ビルは取り壊されました。ヨドバシカメラ本店のあるエリアも、遠くない将来に激変することになると思います。高度成長時代に建てられた中層ビルの減少が始まりました。
新宿西口交差点は、バスタ新宿に向かう道路や歩道が拡幅され、新宿駅周辺でのタクシーの乗り降りが出来なくなったので、路上駐停車も減り、渋滞も減って、甲州街道も歩きやすくなっています。
甲州街道の歩道から新宿西口交差点を見ると、新宿ルミネの他は、ファーストキッチン、大盛スパゲッティのパンチョ、以前は24時間営業だった磯丸水産やチケット屋さんなどのお店が軒を連ねています。
およそ60年前まで、京王線が路面電車のように地上を走り、戦前には、陸橋を越えて、当時終点だった新宿追分まで行っていたこのあたり、当時からのお店も少しは残っていそうな感じです。
今は見えている新宿ルミネの上の空ですが、計画されている新宿駅西口高層ビルが実現すると、この角度から空は見えなくなってしまいます。もうじき、貴重な存在になりそうな空の見えている新宿です。
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