環境は変化する(ほぼひとりごと(3月30日(月))
(写真は、冬が戻ってきたような寒さの春の日に咲いていた道端の花です)
3月30日月曜日、自分(の仕事)史( www.akihiko.com )のテーマは、「環境は変化する」。親方日の丸と言われた大きな組織、電電公社の周辺や内部も、環境の変化に直面することになりました。
この時だけでなく、永遠に続くと思われたことが、時間の経過で変化していくことにあります。ドラマチックな人生を送っていなくても、そんな場面に何度も直面していたのだと気づくことになります。
電電公社は、戦争で破壊された設備の復興から立ち上がり、通信設備の建設、保守を目的に設立された公共企業体。鉄道、道路、電気、水道などと同じ、重要なインフラのひとつです。
どちらかと言えば、維持、保守が主体の組織でした。電電公社発足後30年で、建設は経済の成長に追いつき、経済成長にあわせて、建設をしていくという時代を迎えることになります。
入社したのは発足後30年を目前にした時期です。そのころでも、設立目的に向かって動いている組織でした。ミッションは明確でしたが、将来への夢はそんなにはっきりしたものではありませんでした。
ミッションに最適な組織運営ができるよう、組織も人も、設計されていたような気がします。目標に向かって、疑問を持たず、改良はするけど、一丸となって進むことが求められました。
そんな組織の内外にも、何かが忍び寄ってきていたのだと思います。一介の若手社員は気づきませんでしたが、入社したころには、居心地の良かった組織の環境の変化が始まったのだと思います。