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ピーセン(ほぼひとりごと(2021年8月17日(火)))
(写真は、久しぶりに発見したピーナッツおかき、ピーセンのパッケージ。今は榮太樓の商品になっています)
本来なら、羽田空港、東京駅で売っている帰省みやげが一番売れる時期。昨年よりは、増えたようですが、気軽に帰省出来る雰囲気ではなく、天候も悪く、最盛期だったころほどではありません。
帰省みやげにも流行りすたりはあり、昔はどこでも買えたお菓子が見当たらなくなったりしています。しばらく前、船橋駅コンコースで昔の名前のお菓子、ピーセンが売られている光景を見つけました。
イベント会場で売っていた榮太樓のTシャツを着ている人に、珍しいですねと声をかけました。20年前にピーセンを売っていた江戸一という会社は倒産し、老舗の榮太樓に買収されたとのことでした。
同じように、銀座千疋屋に買収され、再建中の新宿花園饅頭や、秘かに高価で販売を続けている神田精養軒のマドレーヌ、消えてしまったトレッカのフルーツケーキなど、味もパッケージも覚えています。
東京バナナが売れるようになったころには、これらの帰省みやげは主役の座を降りていたようなので、江戸一のピーセンを記憶しているのはどんなに若くても50代以上の人ではないかと思います。
懐かしいピーセンのロゴを見て、うれしくなり、足を止めてしまいました。先客がいたので、並んでしばらく待ち、一番小さなパッケージを衝動買いし、ほんのりとしあわせな気分に浸ることができました。
今売っているオリジナルピーセン、ピーナッツおかきは千葉県産のピーナッツにこだわっているそうです。帰宅して食べたら、記憶していたのと同じ味でした。日本橋にある榮太樓本店で買えるそうです。