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雨やどり(ほぼひとりごと(2020年7月23日(木)))
(写真は、新宿の地下道、メトロプラムナードに迷い込んだハト。定期券売り場の前を歩いて、どこへ向かっているのでしょうか)
たまに、このような光景に巡り合うことがあります。地下道に迷い込んだハトが、まわりの人たちのあたたかな視線を浴びながら、せっせと歩いていました。少しばかりですが、一緒に歩きました。
定期券売り場をめざしているようにも見えましたが、気を取り直して、さらに歩き始めました。この先には、伊勢丹や新宿三丁目駅があります。少し気がかりでしたが、ここで一気に追い越しました。
最初に気づいた時、雨やどりをしているように見えました。鳥の気持ちにはなれませんが、雨には当たりたくないのだと思いました。地下道は、雨やどりには、格好の場所だと思いますが、欠点もあります。
一旦、入ってしまったあと、ハトが無事に出口の階段を見つけられるかどうか、簡単ではないと思います。外気を感じる高性能センサーがあっても、上がると直接外に出られる階段ばかりではありません。
非化学的ですが、高性能センサーが人工の空気の流れしかない、屋内で機能するかどうか、他人事ながら心配になってしまいます。本当のところは、地下道から出るまで見守れば良かったと後悔しました。
一羽だけ迷い込んだ雨やどりだとしたら、外に出ても、仲間に再会できるのかどうか気になります。時には、糞とかで邪魔もの扱いになってしまうハトですが、気になり始めるとキリがありません。
一時期、人の姿が消えてしまったメトロプロムナードですが、歩く人がだいぶ増えました。みんな、それぞれに歩いているハトに注目し、外へ出してやれないかなという話し声も聞こえた午後のひとときでした。