東横百貨店(ほぼひとりごと(2020年8月22日(土)))
(写真は、取り壊しを待つ、かつての東横百貨店(東急東横店西館)。奥に見えるのは左がセルリアンタワー、右がマークシティ、どちらにも東急ホテルがあります)
東京メトロ銀座線が入っていた東横百貨店東館(東急東横店東館)が取り壊され、3月末で営業休止した西館と南館が取り壊しを待っています。地下のフードショー(食料品売り場)も引っ越すそうです。
これからも東急百貨店の旗艦店として残る、東急本店が出来る直前、東横百貨店が東急百貨店と名前が変わりました。それまでは、渋谷に向かう東急バスは、東横百貨店行という行き先になっていました。
東横という名前は、東急東横線(旧東京横浜電鉄)として残っていますが、副都心線との乗り入れ以降、渋谷駅が途中駅になったこともあり、それまでの圧倒的な存在感が低下したような感じがします。
今の世田谷線(当時は玉川線の支線)に住んで、世田谷通りを走るバスもたくさんあったので、東横百貨店は一番楽しいお出かけ先でした。東横食堂で食べたお子様ランチが大ごちそうだったころです。
当時、デパートには上階に、食堂がありました。どこでも、お子様ランチだけでなく、メニューは和洋中と揃っていました。相席前提の丸テーブルには、湯飲みとお茶の土瓶が置いてありました。
当時は、外食に専門店に行くなどということはなく、行くとすると、東横食堂のようなデパートの食堂か、遊園地など観光地の食堂だけでした。東横百貨店というと、今でも当時の食堂を思い出します。
再開発のため、取り壊しを待つ東急百貨店東横店。昔のような業態のデパートが復活することはなさそうです。いよいよ、渋谷大改造が佳境に入り、未知の街になるカウントダウンが速まりそうです。