町田バスセンター(ほぼひとりごと(2021年8月1日(日)))
(写真は、小田急線町田駅のガード下を活用した神奈中の町田バスセンター。バスは時計と逆回りに動きます)
東急新玉川線(今の田園都市線)が開通する前、常時大渋滞だった玉川通りにバス専用車線が出来ました。歩道よりの車線が時間帯によってバス専用になりましたが、なかなか機能しませんでした。
歩道寄りの車線に駐停車中のクルマがあり、取り締まりも追い付かず、バス専用車線のメリットが活かせないことも多く、新玉川線が開通して、通過車両の絶対量が減るまでどうにもなりませんでした。
小田急線町田駅のガード下は、町田バスセンターになっています。バスセンターというと、バスタ新宿や名古屋やなどのように、もっと大規模なイメージですが、ここはコンパクトな構造になっています。
最大の特徴は、ひとつ前の停留所からバスセンターまで、真ん中の車線がバス専用になっていることです。真ん中の車線なので、駐停車するクルマや左折するクルマに邪魔されず、順調に走れます。
終日専用車線なので、最後は気持ち良くバスセンターのロータリーに入れます。乗車停留所は降車スペースと分離され、ロータリーの外側の歩道沿いに設置されているので、干渉されません。
小田急線のガード下で、3車線の道路を拡張し、到着するバスから降車するロータリーと、その外側の乗車停留所のスペースが確保できたという条件の良さもありますが、賢い選択だと思いました。
町田バスセンターからの路線は各方面に向かっていますが、ひとつ前の停留所からは、どのバスに乗っても町田バスセンターに着きます。ラストワンマイルに一工夫した町田バスセンターでした。