【駄文】DTMに詳しくなくてもボカロPはできるんだよ、というお話。
最近SNSを見ていると、このような文言を見かける。
「自分はDTMが出来ないから、ボカロPなんて無理」
果たして本当にそうだろうか?
なぜ「DTMができない=ボカロPができない」なのか?
この問いに対する答えは明白だ。
その答えはボカロ曲の大半が打ち込みによる制作過程を経ているからに他ならない。
エレクトロミュージックはおろか、バンドものの楽曲ですら打ち込みをフル活用している。そもそも、ボカロ曲は楽曲の全てを1人で制作する場合が多いジャンルだ。アレンジャーに編曲を頼んだり、全ての楽器を実機や生で録音したりするボカロPなどほんの一握りだ。
そのような制作環境では、自ずとDAW上での打ち込みを行わざるをえないのがボカロ曲の制作なのだ。
DTMの技術がなくてもボカロPはできる!
もちろん、今流行りのエレクトロミュージックを作りたいのであればある程度DTMは扱えたほうが良い。しかしそれも、楽器の弾き方を覚えるのと同じで、何回もトライアンドエラーを繰り返してサウンドの扱いを覚えていくしかない。今をときめくボカロPにだって初心者だった頃はあるのだ。
自分の話で恐縮だが、私はバンドものの曲を作る。ゆえに合成音声以外のプラグインはOzone(マスタリング用プラグイン)しか買ったことがない。
それ以外は付属音源や自分がエフェクター等を駆使してギターを録音すれば自分の欲しい音は十分に賄えるからだ。
「DTMの技術がないから…」と考えてしまう前に、まず自分がどういう音楽をやりたいのか?ということを考えるほうが先だ。
極端な話、楽器一つでもボカロ曲は作れる。
「ボカロP=DTM」の考えは一旦置いておいて、自分のできる範囲でやりたい音楽を気軽に始めてみてはどうだろうか。
気軽に制作できることも、ボカロ曲の魅力のひとつだ。