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【INDY】インディ500プラクティス初日

すべての記憶はレンガに刻まれる

いよいよインディ500のプラクティスが始まりました。お天気も良く絶好のテスト日和。青い空を見てると、本当にこのコロナ騒動さえなかったらなぁ〜と思うのです。

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スピードウエイにいる人は全員マスク着用義務。例外はありません。力仕事をするメカニックも大変ですよね。

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黒マスクで登場したドライバーさん。今年はオレンジストライプの入ったカラーリングになってます。

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1周の平均速度が213マイルから走り出して、最後に222マイル台までアップ、13番手でした。動いたマシン撮るの久しぶりw。2月のテキサスの合同テスト以来じゃないか? もう目が追いつかない、追いつかない(笑。だって、いきなり200マイルオーバーよ? 320Km/hなんて速すぎますって。

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この男も登場!去年と違ってだいぶん体も絞ってきたね。意気込みを感じます。リフレッシャープログラムも難なくクリアしました。ただ来年はF1に集中するずらって言ってるようだから、しばらくインディでは見られないかも? コロナ禍の中で勝ち逃げ出来るかな? 

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AJおじいちゃんさえ、このコロナの中では例外でなくちゃんとマスクしてます。こりゃあ貴重w   後はリチャード・ペティの素顔さえ見れたら、アメリカのレースで見逃したものはなくなるかもw。

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午前中はソロのランでマシンのバランスを確認。ルーキーオリエンテーションの時間を挟んで午後からはチームごとにパック(集団)走行も始まって行きます。ペンスキーは3台とも優勝候補、うち2台はインディ500優勝経験者だからね。

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パックと言えばアンドレッティ・オートスポーツw  質より量というわけではありませんw  ホンダ勢の中では優勝候補の最右翼ですとも。


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レイホール・レターマン・ラニガンという寿限無みたいな長い名前のチームもw、3台揃いました。インディ500優勝経験者、約1名。

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ターン1のスポッターさんたち。ソーシャルディスタンスを微妙な距離で保ち、無観客なのでグランドスタンドでお仕事しています。ルーフに上がるのは決勝になってからかな?

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これがなんだかわかりますか?
実はこれグランドスタンドのシートに付けられていた、ここ座っちゃいけませんのサインです。観客を25%まで入れてレースを行うために必死に準備していたIMS。ソーシャルディスタンスを守れるように、グランドスタンドのすべての場所でこのサインを取り付けて、座れるシートと座れないシートの区別をしてありました。結局これを使う機会はなく、今となっては虚しく見えます‥‥。

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IMSがいかに準備していたか、グランドスタンドに行くとよくわかりました。こんなマスクを付けようボードもあちらこちらに。

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グランドスタンド裏も拡張されて、歩道と業務車両の位置もしっかり区別できるようになってました。この他にもトンネル案内板がペイントされてキレイになっていたり、準備は万端だったんだけどなぁ。

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そんな中でも夢を追う青年がひとり。日本からやってきた須藤翔太くん。
日本ではトムスでメカニックをやっていて、今年になってからRLLに入りました。今回は45号車スペンサーの左フロント周りを担当して、ドライバーのシートもサポートしています。彼にとっては今年がインディ500初仕事。
いろんな意味で記憶に残るでしょうね。ちゃんと頑張ってる様子は、山田のジュンちゃんに言っておくからねw

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初日最速だったのは今年スポット参戦のヒンチ。オレンジの29号車に乗ります。インディの空港をADジャックしたというヒンチくんですが、決勝はどこまで行くか。彼はポールアワードも取ったことありますしね。

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やや静かに始まった感じのある2020年のインディ500。
考えてみると、104回も歴史があるのに中止になったのは戦時中だけ。
そのインディ500が、ギリギリまで開催されるかどうかの判断を迫られていたのですから、このコロナ騒動がいかにすごいものかわかります。
本当は見に行く予定にしていたファンの皆さんもいるでしょうし、なんで無観客なんだよ、バッキャロー!と叫びたい気持ちもあるでしょう。
ですがIMSが本当にギリギリまで観客を入れてやるつもりだったことは、場内を見ていてわかりました。IMSだってグランドスタンドを満員にしてレースをしたかったんです。それでもレースが行われるんですから、まずはそれで良しとしなくてはいけないのかも。

そんなこんなの、すべてのことが、また新たにブリックヤードに刻まれて行きます。

インディ500プラクティス初日の様子はこちらから。



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