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冬場の『収れん火災』 対策していますか?

小学生の理科の実験で、虫眼鏡で黒い紙に太陽光を集めて、紙を焦がすという経験があるのではないでしょうか。同じ理屈で収れん火災が発生します。

例えば、太陽光が鏡に反射して近くの新聞紙が燃えてしまった。
例えば、太陽光が金魚鉢に反射して座布団が燃えてしまった。

このように、『収れん火災』は、➀太陽光 ➁太陽光を屈折、または反射させる物 ③可燃物 があることで発生します。

<まとめ>
収れん火災 (しゅうれん火災)は、鏡や虫眼鏡などがレンズの働きをして近くのものを燃やしてしまう
、つまり太陽光が身近なものに反射・屈折して、その熱により発生する火災です。

収れん火災は火がない所で発生!(防災新聞,2023)

もう少し知りたい方には
豆知識を2つ ↓

1️⃣ 冬場、夕方に多く発生している

収れん火災は太陽光が原因になるため、日差しの強い昼間や夏場に発生しやすいと思うかもしれませんが、実は太陽の高度が低く部屋の奥まで光が差し込む冬場、夕方に比較的多く発生しています。
もちろん日差しが強くなる夏場にも発生する可能性があります。

2️⃣ 対策はカーテンを閉めること

火種を断つという言葉通り、原因となる日光をカーテンで遮断することが最も有効的でしょう。カーテンが閉められない場合は、下記のものを太陽光が差し込む範囲に置かないようにしましょう。

  • 水を入れたペットボトル

  • 水を入れたガラスの花瓶

  • ステンレス製のボウル

  • ガラスに貼り付けるタイプの透明な吸盤(車の初心者マークなど)

  • メガネ、凹面鏡、ルーペ

  • 水晶球

  • ビニールハウスの屋根(水が溜まって垂れ下がったもの)


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