こどもってスゴイ!!
娘を見ていると、人間の持っている力って本来はすごいものなんだな?って思わずにいられないことがある。
もともと持っているスゴイ力を、大人になるにつれて、上手に使えなくなっているのではないか??と思わされることがある。
①できる!!と自分を信じる力
プールを習っている娘は、いろいろな壁にぶち当たって、最近順調に泳げるようになってきたのだが、レッスン中に一度溺れそうって娘自身が思ってしまったことにより、ビート版なしで泳ぐことに恐怖を覚えてしまった。その翌週のレッスンでは、ビート版なしのレッスン中は、泣く・コーチの手を握らないと泳げない・・・といった状態になってしまった。溺れるのではないか??という恐怖に打ち勝てなくなってしまった。この体験は、しかも2度目。1度目の時は、克服するのに半年の時間を要した。
2度めの今回は・・・なんと、2週間で克服できた!!もちろん、恐怖心をとりのぞくように、寄り添ってくれたコーチの指導力のおかげなのだが、「勇気さえもてれば、大丈夫!私は泳げる!」と自分の力を信じて、1歩を踏み出せた(泳ぐスタートを切れた)娘の自分を信じる力も、成長したんだと思う。
大人になっていくと、失敗をおそれて、どんどんチャレンジしなくなるし、自分の力を勝手に過小評価してしまうこともある。だけど、子供を見ていると、自分の力をもっともっと信じてあげて、新しいことにチャレンジしても、成し遂げられる力が人間にはもともと備わっているのではないか?と思えてくる。
②仲良くなる力
娘は、保育園育ちということもあり、自分の居場所をより過ごしやすいものにするために、コミュニケーションをよぎなくされる環境におかれているから?ということもあるかもしれないが、習い事に通っている時間の子供達のやりとりを見ていると、週1回1時間(しかも、基本的に習い事中に私語はしないという中でも)しか会っていないメンバーとも、なんとなく、「仲間」的な空気感を上手につくる力があるんだなって思う。
年中という年頃だからかもしれないが、「みんな、できることとできないことが違う。早くできる子もいるし、なかなかできない子もいる。」「私はできる。○○ちゃんはできない」ってことは認識しているが、だから、「○○ちゃんはダメ」とかの発想にはならない。自分より、絵がうまい子がいたら、私ももっとうまくなりたいから、練習するって、自分の向上心につながっている。
成長は人によって違う。得意なことも人によって違う。みんな一緒の力だと、世の中は発展しない。みんな得意なことが違うから、それぞれの分野の発展がある。
だから、みんな違っていい!!んだけど、どこからか、みんなと違うことが悪になってしまう時期がある。どこかでそういう教育を受けてしまう時期がある。それこそが悪だと思う。
本来、人は、人をいじめる力を備えて生まれてきていないと思う。(娘の成長を見ていると本当にそう思う)どこかで、みんな同じじゃなくてはいけない、とか、人に迷惑をかけちゃいけないとか?行き過ぎた&締め付ける教育なされることにより、「いじめる」という行為がでてくるのではないか?と思う。
人は、みんな一人一人異なる。人に迷惑をまったくかけずに生きられる人はいない。迷惑をかけあって生きているのが実際だ。電車の中でなく赤ちゃんは働くオジさんにとって迷惑かもしれないけど、働くオジサンのスーツにしみついたタバコのニオイは、タバコのニオイが嫌いなお姉さんにとっては迷惑だ。タバコのニオイが嫌いなお姉さんの長いきれいな髪の毛は、満員電車で後ろに立つ人の顔にあたり、迷惑だ・・・。と迷惑を誰にもかけずに生きていくことは不可能なのだ。
お互い様だ。そう、子供の世界は、本当にお互い様でできている。どっちもどっちってことの繰り返しだ。大人になったって同じはずだ。程度や内容は異なるけど、基本的に、お互い様だし、どっちもどっちなことばかりのはずだ。
そう、コドモって、オトナにいろいろなことを気づかせてくれる存在。
存在そのものがスゴイ!!って日々死に物狂いで育児と家事と仕事をこなしている中で、一番感じることはコレだ。
コドモってスゴイ!!