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高校を卒業する時に担任の先生がなんて言ったか覚えていない。でも地理の先生の言葉は何故かまだ覚えている。その先生は新しく来た若い先生だったが、ラグビーだかアメフトだかをやっていたせいでガタイがよくそれなりの迫力があった。最後らへんの授業で先生は言った。
「社会には皆さんが想像しているよりもはるかに!性格の悪い陰湿な人間が存在します。皆さんはそんな人に騙されないように、そして負けないように生きてください。」
こんな感じだった気がする。高校を卒業して7年、浪人やら院進やらでその辺の人らよりもはるかに長く学生をやっている。大学でも「シンドいな」と思う人こそいたがまぁ想像の範疇だった。やっと来年から社会人、ようやく先生の教えを噛みしめることになるのだろうなと覚悟していたが・・・。その瞬間は意外とあっさりやってきた。
最近、僕の趣味の界隈で周辺機器を取り扱う会社ができた。その会社の製品はデザインも品質も問題分なさそうだった。その会社は当然の流れ(?)で広告塔を雇うことにしたらしく何人かの若いプレイヤー達と契約した。1人とは交流があったが、その他のプレイヤーは全く知らなかったために興味本位で友人にどんなプレイヤーか聞くと端的に「やばいやつ」と返ってきた。他の友人にも聞いたが大した差はなかった。自分の友人に隔たりがあるかもしれないと思いその時は「一癖ある人なのかも」といった程度の認識だった。しかしそれ以上に気になったのはその企業の契約スタンスである。どこの世の中に広告塔グループの契約が内容が「専属じゃない」「連帯責任はない」なんてことがあるだろうか。正直「いつでもトカゲの尻尾切りします」と言ってるようにしか見えなかった。結局一人のプレイヤーが不祥事の末に契約を解除させられてしまうのだが、これすらも企業の炎上商法にしか見えなかった。
ああこれが先生の言っていた「想像をこえる陰湿な人間」なんだと一連の騒動を見て、企業の中の人に対して思った。私利私欲のために動くことに関しては商売である以上何も思わないが、そのために他の人を、よりにもよって未成年を食い物にするスタンスには疑問を覚えるどころか嫌悪感すら抱く。
(不祥事を起こしたプレイヤーも、不祥事を犯したとはいえどもある意味では悪い大人にそそのかされた被害者という側面もあるかもしれない、考えすぎ?)
学生生活7年で気が付けば年長者よりになってしまった自分ではあるが、後輩が間違ったことをしていたら切り捨てずにちゃんと指摘してあげられる人間でいたいと思う。
結局何が言いたいのか
世の中には自分の私利私欲で人を踏み台にする幼稚で小狡いだけの大人も実際に存在することがここ数か月でわかった。僕の友人や後輩?達にはそういう人から甘い言葉を投げかけられても気が付けるような知性と甘い言葉に惑わされた時に目を覚まさせてくれるような親友を持って欲しいと思った(自戒も込めて)。
社会に出てない僕が何言ってんだかという話ではあるが
8時50分
おいしいご飯を食べさせてください