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【8x9通信】2021年7月号

こんにちは、ハックです!夏休みももうあと残すところ2週間です。宿題の進み具合はいかがですか?残念ながら今年も開放的な気分にはなれませんでしたね(;_;) ステイホームでお家時間がたくさんあると思います。プログラミングで作品を作ったり、タイピング練習をしたりするのもいいですね!では、7月の【8x9通信】をお届けします。

初級Ⅰコース

《レッスン内容》

今月は子どもたちの大好きな8x9Craft(ハッククラフト)を使用して「ブリッジ」「トンネル」というグループレッスンを実施しました。いずれも2〜3人でチームを組みテーマに沿った橋やトンネルを生徒同士で協力しながらプログラミングで制作していくワークです。
生徒たちは、まずはくじ引きでテーマを決め、テーマが決まったらチームごとに形や材料などを記した設計図を作っていきます。設計図が完成したら役割を分担して、橋を作る人、飾りを作る人、トンネルを掘る人などに分かれてプログラミングで橋・トンネルを作っていきます。色とりどりのにぎやかな橋やトンネルが出来上がりました。あえて先生が渡るのがすごく難しい橋を作って、先生が失敗するたびに喜んでいる生徒さんもおられましたよ(*^▽^*)

《狙い・成果》

①チームコラボレーション(共通)
②反復処理(共通)
③条件分岐(トンネル)


初級Ⅱコース

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《レッスン内容》

6月・7月の2か月間でScratchを使用して花火大会のプログラムを作成します。(鑑賞するだけのアニメーションです。)8月に行われる特別イベント「花火大会」や「8x9プログラミングコンテスト2021」のフィナーレでも紹介する予定でしたが、台風などにより延期となってしまいました・・・。
後半である7月は、花火のプログラムを完成させ、第2、第3の花火を追加していきました。

《狙い・成果》

今年度に入ってからやってきました「設計」→「製造(プログラミング)」→「テスト」という流れも、なじんできた様子です。
また、今回から始めた「単体テスト仕様書」を使ったテストはやって良かったです。
テストの過程で、バグを発見できた生徒がたくさんいました。
生徒さんに「できました」と言われて見せてもらった作品は、今までより、完成度が高かったです。
プログラムを作って終わりではなく、「テスト」するという工程を身につけてくれたようです。
「花火づくり」最初は、お手本に近いものを作っていたのですが、後半に入ってからは、個性的な花火もできてきました。


中級Ⅰコース

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《レッスン内容》

4月より移行した新カリキュラムでは「基礎編」「応用編(共通)」「応用編(選択)」と段階的に確実にプログラミングを学んでいけるようになりました。
1)ブロックプログラミングからテキストプログラミングへの移行を主目的とした「基礎編」は慣れ親しんだ8x9Craftで学びます。
2)次に基礎知識を応用やテキストプログラミングならではのテクニックを学ぶ「応用編(共通)」をp5.js(OpenProcessing)で学びます。
3)テキストプログラミングで出来ることをしっかり学んだあとは「応用編(選択)」として、選択制で数学、アート、音楽、ゲーム、ホームページ、便利ツールなどのさまざまな分野でのプログラミング・コンピュータの応用・活用を経験していただけます。
全体を通して、テキストプログラミングの知識を得るのは当然のことながら、さらに「もしかしたら社会に役立つかも」「自分が作りたいものは、これだ!」を発見してもらえれば幸いです!

《狙い・成果》

※中級Ⅰは初級とは違い、基本的に期間毎の内容の区切りはありませんので、以下は通年の中級Ⅰ自体の狙いと成果となります。
本格的なプログラムをつくるためには、やはりテキストでのプログラミングが必須になってきます。ゲーム・アプリ・業務システム・科学技術研究・ホームページ・その他のIT技術活用やコンピューティングなどのプログラムは、それぞれの用途目的に適した英語ベースのテキストプログラミング言語でプログラミングをします。
中級Ⅰでは、将来、どのようなテキストプログラミング言語を使うことになっても対応できるような、テキストプログラミングの基礎・本質を身につけることを目標にカリキュラムを定めています。
まずは、初級のブロックプログラミングで学習したプログラム3大要素「順次処理」「繰り返し」「条件分岐」を、改めてテキストプログラミングとして学びます。8x9craftならではの「同じ目的を、違うプログラミング言語で実現」を活かして、「あ!英語(テキスト)になったからと言っても、ブロックプログラミングとプログラムの流れは変わらないのか!」という感覚をしっかりと体験します。
その後、さらに本格的なプログラミングの文法や考え方を実践を通して身につけていきますが、淡々と教科書通り的にやっていくのではなく、1つ1つ本質を捉えて問題解決に取り組むカタチになっており、1つの課題に何時間もかかることもありますが「仮説と検証」「Try&Error」をたくさん経験し、根気よく粘り強くやれば必ず問題は解決できることを身につけ、チャレンジすることを恐れない心を育んでもらえるようにしています。また、プログラミングなどの制作作業はチームワークが大事になってくることなどを伝え、コミュニケーションの大事さをプログラミングを通して学びます。これはきっと将来プログラマー以外のお仕事にも活かされていくと考えます。


中級Ⅱコース

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《レッスン内容》​

【柴原クラス】
6月にはGoogle Colaboratory環境でのPython AI基礎を実施しました。Pythonの文法的基礎、機械学習の基礎、学習データの集め方、学習のさせ方、学習結果の活用方法に触れました。
7月には自分が作りたいものを作るための学習をしていき、JavaでのマイクラForgeプラグイン、C++でのOpenGLプログラミング、Pythonでのウェブスクレイピング基礎、JavaScriptのアルゴリズム考察・競技プログラミングへの挑戦など、それぞれのチャレンジ、トライ&エラーを頑張りました。


《狙い・成果》

<狙い>
今年度は1つの教材をなるべく短いスパンで実施するようにしています。
1つの教材の学習期間が短いと「理解する前に次々と新しいことが・・・」となるので1つ1つの学習深度は浅いかもしれません。
ですが、コンピュータやプログラミングの世界な日進月歩で進化しており、また活用できる分野も多岐に渡ります。「ひとつのことを極める!」と言うのもアリですが、一方で時代遅れになる可能性も高いです。やはり多種多様のことに柔軟に臨機応変に変化していける方が「生き残れる」可能性が高いと考えています。
上述のレッスン内容のとおり、6月→7月でガラッとやっていることを変えていますが、まずは広く「こういうものがある」を知り、それはある日、「あ!あの時にちょっとやってみたのが使えるかも!?」というアイデアのひらめき→応用となっていき、また、その発想が出来ること自体が自分の武器になっていくのを実感して欲しい狙いがあります!

<成果>
6月→7月の切り替えタイミングで、生徒さんたちには ”6月でやったAIは「マイクラの敵を賢くできるようなModが作れるだろう。」「ゲームのステージの自動生成ができるだろう。」「世の中にある小説データを収集して、自分だけの小説を自動生成できるだろう。」「いわゆるアルゴリズムとAIの違いを見極めてロボットプログラミングに活用できるだろう。」” と伝え、一見全く違うことをすることになったとしても、少しでも学んだことはアイデアになり得ることを講師なりの言葉で伝えています。
このようなことは成果としてすぐに目に見えて現れるわけではありませんが、各生徒さんが以前から取り組んでいる「自分がやりたこと」を実現するための学習や作業を進めていくなかで、モチベーションや新しいアイデアに繋がっていると考えます!


【この記事を書いた人】

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大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。

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