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【8x9通信】2021年9月号


こんにちは、ハックです!ようやく緊急事態宣言が解除されました!気候も良くなってきたし、少しぐらい遠出をしてみたいですね~。延期になっていた8x9プログラミングコンテストも今月末ようやく開催できそうです。楽しいイベントになりますように!それでは、9月の【8x9通信】をお届けします!

初級Ⅰコース

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《レッスン内容》

初級Ⅰコースの8x9Craftでは、毎回ゲーミフィケーションを意識した課題を準備し、設計→開発という流れを組んでいます。そんな9月の8x9Craftではチーム開発で巨大な壁をプログラミングで制作するレッスンを実施しました!
もちろんただ講師に言われて壁を作るだけだと面白みがないので、各チームごとにMinecraft®上に実際に村を配置して「村を脅威から守るための壁に仕上げる!」という、生徒たちが自ら熱中するような動機づけを設けています。また今回から設計パートにて共有デジタルホワイトボードJamboardを使用するようにしています。Jamboardは今後、公教育の場でもコラボレーションツールとして多く活用される見込みなので、8x9で一足早く使い方を覚えてもらうために新たに導入しました。

《狙い・成果》

【狙い】
①繰り返し(反復処理)
・ 目的を達成するため繰り返しを活用し効率的にプログラミングを制作する

②Jamboard
・チームでアイディアを膨らませる時にデジタルホワイトボードの選択肢が持てるようにする
・Jamboardの使い方を知る

【成果】
今回作る「巨大な壁」は繰り返し処理を活用しないと時間内に終わらないものの多くの生徒はしっかり繰り返しを活用して壁を完成させていました(^^)
壁のような単純な構造物は繰り返される動きが視覚的に分かりやすいこともあり、実践的に学んでいただけたと思います。

初級Ⅱコース

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《レッスン内容》

初級Ⅱクラスは8月、9月の2ヶ月間で8x9Craftを使用し、はっくんで土地開発するプログラミングを学んでいます。
後半にあたる9月では「自由開発編」としてGoogleスライド上で自身の設計、スケジュール管理、テーマに関する想いなどを記入し、講師にレビューしてもらった生徒から、修行で学んだことを生かして、プログラミングで地形やオブジェクトを制作していきました。


《狙い・成果》

【狙い】
「修行編」
 ・ 実践を通して繰り返し(反復処理)を使用する
 ・ 実践を通して関数を使用する
 ・ 実践を通してWeb検索を活用する
「自由開発編」
 ・ テーマ選択と選択理由を自分なりに必ず考える
 ・ 設計・スケジュール管理等でデジタルツール(Googleスライド)を使用する

今回「修行編」と称してプログラミングで習得してほしい内容を課題に盛り込み、それらを意識せず実践で活用できる場として「自由開発編」として2段構えのカリキュラムとなっています。「修行編」で使用する項目は「自由開発編」で利用するであろう仕組みや方法を洗い出して準備しているので、課題で練習した内容がそのままスムーズに作品制作で活用できます。

【成果】
「修行編」をクリアしてプログラミング建築士と認められないと「自由開発編」には進めない!というゲーミフィケーション的な進行を取ることで生徒達は真剣に「修行編」の課題を進めていました。
結果的に「修行編」の課題で学んだ「繰り返し」「関数」といったプログラミングの仕組みを自由製作時にそのまま活かすことができていたので、自由に土地開発をするという目的のためにプログラミングの手段を覚えるという自然なプログラミング学習となりました。
また自分が開発する土地に対しても必ず作成理由をGoogleスライド上に文章として記入し講師に説明するプロセスを含んだことで、ただ与えられたテーマをこなすだけでなく物事を自分事に捉えて考える機会も経験いただけたと思います。


中級Ⅰコース

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《レッスン内容》

4月より移行した新カリキュラムでは「基礎編」「応用編(共通)」「応用編(選択)」と段階的に確実にプログラミングを学んでいけるようになりました。
1)ブロックプログラミングからテキストプログラミングへの移行を主目的とした「基礎編」は慣れ親しんだ8x9Craftで学びます。
2)次に基礎知識を応用やテキストプログラミングならではのテクニックを学ぶ「応用編(共通)」をp5.js(OpenProcessing)で学びます。
3)テキストプログラミングで出来ることをしっかり学んだあとは「応用編(選択)」として、選択制で数学、アート、音楽、ゲーム、ホームページ、便利ツールなどのさまざまな分野でのプログラミング・コンピュータの応用・活用を経験していただけます。
全体を通して、テキストプログラミングの知識を得るのは当然のことながら、さらに「もしかしたら社会に役立つかも」「自分が作りたいものは、これだ!」を発見してもらえれば幸いです!

《狙い・成果》

※中級Ⅰは初級とは違い、基本的に期間毎の内容の区切りはありませんので、以下は通年の中級Ⅰ自体の狙いと成果となります。
本格的なプログラムをつくるためには、やはりテキストでのプログラミングが必須になってきます。ゲーム・アプリ・業務システム・科学技術研究・ホームページ・その他のIT技術活用やコンピューティングなどのプログラムは、それぞれの用途目的に適した英語ベースのテキストプログラミング言語でプログラミングをします。
中級Ⅰでは、将来、どのようなテキストプログラミング言語を使うことになっても対応できるような、テキストプログラミングの基礎・本質を身につけることを目標にカリキュラムを定めています。
まずは、初級のブロックプログラミングで学習したプログラム3大要素「順次処理」「繰り返し」「条件分岐」を、改めてテキストプログラミングとして学びます。8x9craftならではの「同じ目的を、違うプログラミング言語で実現」を活かして、「あ!英語(テキスト)になったからと言っても、ブロックプログラミングとプログラムの流れは変わらないのか!」という感覚をしっかりと体験します。
その後、さらに本格的なプログラミングの文法や考え方を実践を通して身につけていきますが、淡々と教科書通り的にやっていくのではなく、1つ1つ本質を捉えて問題解決に取り組むカタチになっており、1つの課題に何時間もかかることもありますが「仮説と検証」「Try&Error」をたくさん経験し、根気よく粘り強くやれば必ず問題は解決できることを身につけ、チャレンジすることを恐れない心を育んでもらえるようにしています。また、プログラミングなどの制作作業はチームワークが大事になってくることなどを伝え、コミュニケーションの大事さをプログラミングを通して学びます。これはきっと将来プログラマー以外のお仕事にも活かされていくと考えます。


中級Ⅱコース


《レッスン内容》

【柴原クラス】
8月から国家資格である「ITパスポート」「基本情報技術者試験」の取得で使える知識学習を始めています。
また並行して、引き続き、自分が作りたいものを作るための学習をしています。JavaでのマイクラForgeプラグイン、C++でのOpenGLプログラミング、アプリ開発など、それぞれのチャレンジ、トライ&エラーを頑張っています。

《狙い・成果》

<狙い>
「ITパスポート」「基本情報技術者試験」資格の学習については、資格取得を目指す生徒さんへのアドバイスとしての側面はもちろんのことですが、そもそもプログラミング以外のコンピュータの仕組み・原理や情報処理の知識を得ることで、より深いプログラミングの面白みを感じていただきつつ、プロの現場でも通用する素地も育んでいただければと思っています。
自分が作りたいものの作成は、なんと言っても「目標」の実現に向けて、それに必要な知識を得ようとする行為が自分の力になることの実感になることを経験してほしいと考えています。

<成果>
Try&Errorで根気よく問題解決をしていく積み重ねがモノをいうのがプログラミングです。8x9開校時からの生徒さんでもある山口登くんが日本ゲーム大賞2021「U18部門」で銀賞を受賞されました!
歩みを止めることなく学び作り続けることの素晴らしさを感じますね!

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【この記事を書いた人】

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大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。


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