【8x9通信】2021年6月号
こんにちは、ハックです!7月になりました。暑くなってきましたね!緊急事態宣言が解除され、兵庫県や大阪府はようやく患者数も減ってきました。なんとかこのまま落ち着いて、早く仕事終わりのビールが飲めるようになってほしいですね。それでは、6月の【8x9通信】をお届けします。
お知らせ
《8x9プログラミングコンテスト2021のご案内》
今年も8月9日に「8x9プロコン」を開催します!今回はジョーシン様ご協力のもと eSPORTSアリーナKOBE三宮 が会場になります!アリーナとしてのクオリティはもちろん、最新のeスポーツ機材がふんだんに導入されているのでとてもテンションが上がる会場となっています(^^)
豪華会場で作品を発表したい生徒様は是非8x9プロコン2021へお申込みください(^^)
↓↓↓↓8x9プロコン2021についてはこちら↓↓↓↓
《ピオレ姫路校がオープン!》
7月よりJR姫路駅に隣接しているショッピングセンターpiole姫路 6Fに、新しくピオレ姫路校がオープンしました!お近くにお知り合いの方がおられましたら8x9をご紹介いただけますと嬉しく思います(^^)
ピオレ姫路校
〒670-0927 兵庫県姫路市駅前町188番1 ピオレ1 6階(駅徒歩1分)
体験レッスンはこちら
初級Ⅰコース
《レッスン内容》
6月は「micro:bit(マイクロ・ビット)」を使用したシューティングゲームを作りました!
micro:bitは、イギリスのBBCが主体となって作った教育向けのマイコンボードです。タテ・ヨコ5x5の計25個のLEDと2個のボタンスイッチのほか、加速度センサと磁力センサ、無線通信機能を搭載しています。
前半のレッスンではUSBケーブルでPCと接続し、自分で作ったシューティングゲームのプログラムを書き込んでプレイしました。
プログラムが完成したら段ボールで自分専用のコントローラーを工作し、電池ボックスとmicro:bitを輪ゴムでとめて自分だけのゲーム機に仕上げます。
後半のレッスンでは「Scratch(スクラッチ)」のシューティングゲームをプログラミングしました。Scratchには機能拡張があり、micro:bitを無線通信で操作することができます。micro:bitを左右に傾けると画面上のScratchキャットが左右に動き、micro:bitのAボタンで画面上のビームが連射されます。
それぞれ自作した段ボールコントローラーで、楽しそうにプレイしていました(^^♪
《狙い・成果》
教育向けマイコンボード「micro:bit(マイクロ・ビット)」は電池で動くコンピュータです。パソコンやスマホと同じようにCPUを持ちプログラムによって動きます。
家庭や学校・職場にもマイコン制御の機器(=デバイス)が多くあります。そういったものにも自分でプログラムをすることで動かせることができるということを感じてもらえるようにしています。
今回、ゲーム・プログラムの改造をしデバイスに書き込んではプレイして動作確認を繰り返す「開発の流れ」を体験してもらいました。
また、段ボールでつくったコントローラーは、ただ単にmicro:bitを載せて輪ゴムで止めたものですが、ゲーム・プログラムを実行する際に持ちやすさや使いやすさを考えたり、自分で色を塗って楽しいデザインに仕上げるなどの「子どものUI・UX(ユーザーインターフェース・ユーザー体験)」に留意して指導しました。
実際に子どもたちは、持ちやすい形状に段ボールをハサミで切って整えたり、好きなキャラを描き入れたりと工作にも力を入れていました。
この時期ですので、夏休み自由研究の材料としても活用してもらえればと思っています。
初級Ⅱコース
《レッスン内容》
初級Ⅱクラスは、6月・7月の2か月間でScratchを使用して花火大会のプログラムを作成します。(鑑賞するだけのアニメーションです。)8月に行われる「8x9プログラミングコンテスト2021」で花火大会として出来上がったプログラムを披露してもらうことを目標に作成します。
前半である6月は、花火のコスチュームを作っていきました。ベクターモードでの描き方、グラデーションの付け方や、ぼかし方など、映える絵がかける技術を学びました。
《狙い・成果》
今回も「設計」 → 「製造(プログラミング)」 → 「テスト」 という流れで、課題を進めます。
特に今回は「単体テスト仕様書」を使って、テストする工程があります。
「単体テスト仕様書」は本職のプログラマーも使うものです。
テスト仕様書にもとづいてテストをすることで、バグに気づけたりしています。テストの重要性をよく理解してくれていると思います。
「ハック花火大会」で発表するという目標があるためか、計画を立てるのも、いつも以上に真剣にやっています。
プログラミングだけでなく「計画する」「テスト」するという技術・手法も学べています。
パソコンで絵を書く作業は、みんなすごく熱中してやってますね。ものづくりの楽しさを感じてくれているのが、なにより、すばらしいです。
中級Ⅰコース
《レッスン内容》
アウトプットのレッスンを行いました。中級Ⅰでは、4月より新カリキュラムに移行し、教材も新しくなりましたが、それで学んだ(インプット)知識を総動員して、テーマに基づいてアウトプットをするレッスンです!
具体的には 8x9Craftを使って「土地開発」「攻城戦」を行いました。
アウトプットと言っても単に「習った知識を復習する」のではないところが、8x9のレッスン!
・チームで取り組みます。
・作ろうとしているものが「なぜ」必要なのか?をディスカッションします。
・どういうものを作るのかをチーム共通認識とするための「設計」をします。
・しっかりとした役割分担します。
・チームメンバーで助け合います。
・もちろんプログラミングもしっかりします!
土地開発では「SDGsに基づいた社会の問題解決」に取り組みました。生徒のみなさんも関心が高かったです。
攻城戦は単に難しいだけじゃなくて、ゲームクリエイターになったつもりで「人を楽しませること」を意識して頑張りました。
各チームの発表時には、成果物が目的達成していることを全員で拍手!
レッスン最後に、チームメンバー同士で互いにリスペクトの拍手!
(コロナ禍でなければ、ハイタッチ!したいテンションです!!^^)
《狙い・成果》
プログラミングは「PCに向かって一人でやるもの」という印象があるかもしれません。ですが、実際のシステム開発・ゲーム制作・アプリ制作・ホームページ制作などの現場では、そういった作業はあくまでも「1部分」です。
プログラミング作業に至るまでには、お客様のご要望をとらえ→コンピュータシステム化するために設計→実際にプログラミング→テスト などの工程を経て、実際のリリースに至ります。
これらは絶対に1人では成し得ることができないものです。
つまり、必ず人と一緒に作業をする=コミュニケーションを取ることが大事です。
アウトプットレッスンの狙いとしては、プログラミングだけでなく、上述のレッスン内容に挙げた作業を通じて、以下のことを経験してほしいと考えています。
・コミュニケーション・伝え合うことの大事さ
・1人の知識・技術だけよりも、皆で協力しあっていくことが大きな成果をあげることができること(共有知)
そして、これはプログラミングだけではなくて、どんなお仕事にも通じることだということも生徒さんに伝えていきたいと考えています。
自分の意見を述べることは怖くない、自分と違う意見を聴けることは貴重だ、自分が人を助けることができるんだ、自分が困ったら人に助けてもらえるんだ、人に伝えるって難しいな、人に伝わると物事がうまくいくんだな・・・そういうことを感じてもらえていると思います!
中級Ⅱコース
《レッスン内容》
< pythonでデータ分析 >
Jupyter Notebook を使用して、matplotlibでグラフを書く方法を学びました。また「平均値」「中央値」「最頻値」などの代表値について学びました。numpy, pandasなどのライブラリの使い方も学びました。次回は「偏差」「分散」についても学ぶ予定です。
< 数学プログラミング >
プログラミングで、最大公約を求めたり、2次方程式を解いたりしました。
また、AI技術でもよく使われるネイピア数の性質について学びました。単なる定理や公式の暗記ではなく、証明をすることで、理解を深めました。またプログラミングでグラフをかくことで、イメージをつかみやすくなったようです。
<狙い・成果>
統計を学ぶことで、データを有効に活用できる力を身につけます。
プログラミングを利用することで、より効率的にデータ分析できます。
また、プログラミングを使うことで数学の理解がより深まります。数学が学校でしか役に立たないものではなく、プログラミングで、実用的に、役に立つことを実感できます。実際に、学校の数学とは別の視点で、数学を学んで、より理解が深まり、数学をおもしろく感じたという感想を聞きました。
【この記事を書いた人】
大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。