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【8x9通信】2021年11月号


こんにちは、ハックです!もう12月ですね。年々、月日の流れは速くなります…。2021年はみなさんにとってどんな1年でしたか?昨年に引き続き、不自由を強いられた年ではありましたが、そんな中でも子供たちは常に一生懸命でしたね。来年こそは、せめて学校行事は例年通り行えますように!!それでは、11月の【8x9通信】をお届けします!

初級Ⅰコース


《レッスン内容》

11月は「8x9Craft」を使って「くりかえし」について、個人進捗のドリル形式で学ぶワークでした。
プログラミングを学ぶ上で一番大切となる「くりかえし」の命令の使い方を、ドリル形式で少しずつ難易度の上がる課題をクリアしていくことにより繰り返し学びました。
「う~ん・・・」と頭を抱えていても、「同じ動きで見本通りのものが出来るには、2回目の時はっくんをどうしたらいいかな?」「動いてみるから見ててね」など、講師が少しずつヒントを出すことにより、「そっか!分かった!」とひらめいて解き進んでいました。

<月の前半用の課題>

前半分の課題-「くり返し」を使ってオブジェをつくる
このような2重のくり返しも学びました

<月の後半用の課題>

後半分の課題-「カウンタ付きのくり返し」を使って色の違うオブジェをつくる
カウンタ i を使って、順番に色を変えていく

《狙い・成果》

【狙い】
「考える力を身につける」ことが狙いでした。考えること、考えることがなにかを解決することが気持ちいいと感じてくれたら、いいなと思っています。プログラミングに限らず、いろんな物事を考える習慣を見につけていってほしいです。考えることは楽しいと感じてほしいです。

【成果】
試行錯誤を通して、理解を深めてもらいました。
「こうしたら、こうなる、では、ここをこう変えたら、どうなるか」
ということをくり返して、学んでもらいました。
考える → やってみる → 考える → やってみる ことを、くりかえして、
思い通りに課題ができたときの達成感も感じてくれたようです。

初級Ⅱコース


《レッスン内容》

初級Ⅱクラスは10月、11月の2ヶ月間で「社会問題を考えてみよう~Scratchを使って社会問題に向き合う~」をテーマに、SDGsに関するScratch作品を制作しています。「SDGs」について調べて、考えて、設計書を作って、プログラムを作ります。
後半である11月は「SDGs」について、調べた内容で自分なりのゲームを作りました。クイズや迷路、シューティングゲームや、動く絵本のような紙芝居のような作品を仕上げてくれた子もいました。最終週には、出来た作品をみんなの前で披露してくれました。
難しいテーマでしたが、よく調べ、よく考えて、自分なりの考えで、
作品に取り組んでくれました!

クイズゲームを作成
社会問題について調べたことをクイズの解説にしました
SDGsの背景となる問題もよく理解してます


《狙い・成果》

【狙い】
・社会問題と向き合うこと、調べること、考えること
・クイズゲームのサンプルを、改造することで、プログラミングのメッセージ、リストといった概念を理解し、各アイテムにつける名前を工夫することで、プログラムの構造を、整えることができることも、理解してくれました。

【成果】
・完成まで行けた生徒は少なかったですが、続きを作ってくれたり、他の作  品を作るときに、今回、考えたことを役立ててくれると思います。
・社会問題にも興味を持ってくれました。
世界で起きている矛盾に対して「なぜ?」と、疑問に思って、
インターネットで調べてみる、そして自分なりに考えてみる、ということをしてくれました。


中級Ⅰコース

《レッスン内容》

4月より移行した新カリキュラムでは「基礎編」「応用編(共通)」「応用編(選択)」と段階的に確実にプログラミングを学んでいけるようになりました。
1)ブロックプログラミングからテキストプログラミングへの移行を主目的とした「基礎編」は慣れ親しんだ8x9Craftで学びます。
2)次に基礎知識を応用やテキストプログラミングならではのテクニックを学ぶ「応用編(共通)」をp5.js(OpenProcessing)で学びます。
3)テキストプログラミングで出来ることをしっかり学んだあとは「応用編(選択)」として、選択制で数学、アート、音楽、ゲーム、ホームページ、便利ツールなどのさまざまな分野でのプログラミング・コンピュータの応用・活用を経験していただけます。
全体を通して、テキストプログラミングの知識を得るのは当然のことながら、さらに「もしかしたら社会に役立つかも」「自分が作りたいものは、これだ!」を発見してもらえれば幸いです!

《狙い・成果》

※中級Ⅰは初級とは違い、基本的に期間毎の内容の区切りはありませんので、以下は通年の中級Ⅰ自体の狙いと成果となります。
本格的なプログラムをつくるためには、やはりテキストでのプログラミングが必須になってきます。ゲーム・アプリ・業務システム・科学技術研究・ホームページ・その他のIT技術活用やコンピューティングなどのプログラムは、それぞれの用途目的に適した英語ベースのテキストプログラミング言語でプログラミングをします。
中級Ⅰでは、将来、どのようなテキストプログラミング言語を使うことになっても対応できるような、テキストプログラミングの基礎・本質を身につけることを目標にカリキュラムを定めています。
まずは、初級のブロックプログラミングで学習したプログラム3大要素「順次処理」「繰り返し」「条件分岐」を、改めてテキストプログラミングとして学びます。8x9craftならではの「同じ目的を、違うプログラミング言語で実現」を活かして、「あ!英語(テキスト)になったからと言っても、ブロックプログラミングとプログラムの流れは変わらないのか!」という感覚をしっかりと体験します。
その後、さらに本格的なプログラミングの文法や考え方を実践を通して身につけていきますが、淡々と教科書通り的にやっていくのではなく、1つ1つ本質を捉えて問題解決に取り組むカタチになっており、1つの課題に何時間もかかることもありますが「仮説と検証」「Try&Error」をたくさん経験し、根気よく粘り強くやれば必ず問題は解決できることを身につけ、チャレンジすることを恐れない心を育んでもらえるようにしています。また、プログラミングなどの制作作業はチームワークが大事になってくることなどを伝え、コミュニケーションの大事さをプログラミングを通して学びます。これはきっと将来プログラマー以外のお仕事にも活かされていくと考えます。


中級Ⅱコース


《レッスン内容》

【柴原クラス】
10月以降、Webシステムの基礎・WebAPIの実装方法を学びはじめています。当初はLINEやDiscordなどのボット作成しようとしていましたが、「ITパスポート」「基本情報技術者試験」の学習もしてきたので、ネットワーク、特にHTTPに関するプログラミングの基礎を学び、サーバープログラムを作成、自身が作っているオリジナルプロジェクトからそれにアクセスする方法を調べて実装することをしました。

《狙い・成果》

<狙い>
現在の多くの実用的なプログラムは、ネットワークを活用しています。ネットワークを使わないもの(スタンドアローン型アプリ)を見かけないぐらいです。ネットワークプログラミングはたくさんの種類がありますが、その中でもインターネット上でよく使われ比較的難易度の低いHTTP通信(このページもその通信をした結果です!)を習得することで、ネットワークプログラミングの興味の入り口に立っていただけたらと思います。

<成果>
シンプルなサーバープログラムと、それを自分の好きなプログラミング言語で呼び出すために、その方法から自分で調べて実現していけました。これまでスタンドアローン型のアプリを作ることが多かったですが、外部と通信できることが理解でき、より作れるものの幅が広がっていると思います!


【この記事を書いた人】

大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。

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