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【8x9通信】2022年2月号

こんにちは、神戸・西宮・大阪・姫路にある現役エンジニアが教えるプログラミング教室、ハックです!
2月になり、受験シーズン真っただ中ですね。中学受験を頑張っておられた小学生の生徒さんたちはようやく受験シーズンが終わり、ホッとされている頃でしょうか。高校受験、大学受験はこれからが山場ですね。
どうか皆さんのこれまでの頑張りが、本番で発揮できますように・・・。スタッフ一同、心から応援しています!(^^)!
それでは、今月の【8x9通信】をお届けします!

初級Ⅰコース

《レッスン内容》

1月は、8x9Craftを用いて条件分岐「もしも~」についてしっかり学ぶことのできる、「ライントレース」というワークでした。スタート位置から赤いブロックのゴールまで、黒いブロックをたどって前にすすみます。途中、
・もしも緑のブロックが下にあったら、右に曲がる
・もしも青のブロックが下にあったら、左に曲がる
・もしも前にブロックがあったら、上にあがる
・もしも下にブロックが無かったら、下にさがる
など、いくつもの条件分岐を組み合わせ、はっくんをゴールまで導きます。
上手くプログラムを作ることが出来ると、複雑なコースでも、スタートボタンをクリックするだけではっくんが上手にゴールまで進みます!
とても楽しいレッスンとなりました。最後には、ワールドに作られた大きなサーキットでみんなでレースをしました!

《狙い・成果》

・プログラミングの力で、思い通りに、モノ(はっくん)を動かすことで、
    モノゴトが自動化ができることを実感してもらうこと
・プログラミングの重要な機能である「くり返し」「条件分岐」を学ぶこと
論理的な思考力を養うこと
「プログラミングの力って 不思議だな」と感じてもらうこと
「プログラミングの力って すごいな」と感じてもらうこと
・そして なにより「プログラミングって 楽しいなと」と感じてもらうこと

初級Ⅱコース

《レッスン内容》

初級Ⅱコースは8x9Craft(ハッククラフト)を使用し、プログラミングでイラストを描くレッスンを実施しています(12月・1月で実施)
レッスンでは以下の3つの工程に分けて制作作業を進めていきます。

・イラストはドット絵制作ツールを使用し自分でデザインを制作
・作成したドット絵とプログラミングで描画するイラストが同じになるように設計図に落とし込む
・イラストを壁画に見立ててMinecraft®︎上にプログラミングで描画

後半である1月は、ドット絵でデザインした壁画を、8x9Craftで関数を用いながらどんどん製作していきました。色とりどりの、いろんな壁画が出来上がり、ワールドがとても賑やかになりました!

《狙い・成果》

【狙い】
①プログラミングの共通化(関数を積極的に使用)
関数を用いて共通化が可能な処理をまとめ、可能な限りプログラミングを簡略化するように作ることをカリキュラムの中に盛り込みました。共通化ができるようになると抽象化ができるようになり、抽象化はAIですら再現が困難と言われる人間の脳にだけ与えられた能力です。
抽象化の恩恵は多く、プログラミングではオブジェクト指向と呼ばれる抽象化の概念は今もなお必須とされていますし、普段の生活においても抽象化思考ができると対処療法ではなく根本解決ができるようになります。

②デザイン制作(ドット絵づくり)
プログラミングに限らずデザインの知識も最低限身につけてもらうために、今回はデザイン制作の時間を設けました。一昔前ではデザイナーとプログラマーは棲み分けされていましたが、今はプログラマーがUI/UX(画面・使いやすさ)を兼任することは珍しくありません。特にWebやアプリ開発ではデザインやアニメーションを動的に生成(プログラミングで作る)ことが多くなってきた関係でプログラマーであっても一通りのデザインの知識は求められるようになってきています。

【成果】
イラストツールで絵を描くとなるとハードルが上がりますが、ドット絵制作の場合はドットを刻んでいくだけなので生徒達も手が止まることなく思い思いのデザインづくりに取り組んでいました(^^)
またプログラムの共通化についても今回新たに学ぶ内容を極力減らしたことで、プログラミング作業の多くを関数化に注ぎ込めるようにしました。生徒によってはまず関数から作る子もいたりするなど、プログラミングで処理を共通化させることの必要性を学ぶきっかけにできたと思います。


中級Ⅰコース

《レッスン内容》

中級Ⅰは、ブロックプログラミングからテキストプログラミングに移行するために8x9Craft(言語はJavaScript)を用いてインプット中心に課題を進めています。偶数月である12月は、習熟度の確認も含めてアウトプット主体のレッスンを実施しました。
12月~1月はmonaca educationという統合開発環境を用いて、今までに習ったプログラミング知識を元にプログラムを解読し、全体的な作りについて理解を深めることを目的として行います。
1)ブロック崩しなどのプログラムを写経し改造を行うことで、処理の流れや全体の作りについて理解を深めました。
2)SEGAが公開している「ぷよぷよ」をテーマにした教材を使用しました。ぷよぷよのプログラムを写経していくことによってゲームプログラムのアルゴリズムについて理解を深めました。

《狙い・成果》

※中級Ⅰは初級とは違い、基本的に期間毎の内容の区切りはありませんので、以下は通年の中級Ⅰ自体の狙いと成果となります。
本格的なプログラムをつくるためには、やはりテキストでのプログラミングが必須になってきます。ゲーム・アプリ・業務システム・科学技術研究・ホームページ・その他のIT技術活用やコンピューティングなどのプログラムは、それぞれの用途目的に適した英語ベースのテキストプログラミング言語でプログラミングをします。
中級Ⅰでは、将来、どのようなテキストプログラミング言語を使うことになっても対応できるような、テキストプログラミングの基礎・本質を身につけることを目標にカリキュラムを定めています。
まずは、初級のブロックプログラミングで学習したプログラム3大要素「順次処理」「繰り返し」「条件分岐」を、改めてテキストプログラミングとして学びます。8x9craftならではの「同じ目的を、違うプログラミング言語で実現」を活かして、「あ!英語(テキスト)になったからと言っても、ブロックプログラミングとプログラムの流れは変わらないのか!」という感覚をしっかりと体験します。
その後、さらに本格的なプログラミングの文法や考え方を実践を通して身につけていきますが、淡々と教科書通り的にやっていくのではなく、1つ1つ本質を捉えて問題解決に取り組むカタチになっており、1つの課題に何時間もかかることもありますが「仮説と検証」「Try&Error」をたくさん経験し、根気よく粘り強くやれば必ず問題は解決できることを身につけ、チャレンジすることを恐れない心を育んでもらえるようにしています。また、プログラミングなどの制作作業はチームワークが大事になってくることなどを伝え、コミュニケーションの大事さをプログラミングを通して学びます。これはきっと将来プログラマー以外のお仕事にも活かされていくと考えます。

中級Ⅱコース

《レッスン内容》

【柴原クラス】
1月はSQLの基礎を学んでいます。「ITパスポート」「基本情報技術者試験」で、リレーショナルデータベースの知識を学びましたが、それを実践で学ぶ機会となっています。
講師が実務で使用しているパターンを紹介し、各人で試してみました。

《狙い・成果》

【狙い】
現在の多くの実用的なプログラムは、データベースを活用しています。データベースはたくさんの種類がありますが、その中でもよく使われているRDBMS・SQLを習得することで、システム(ビジネスで使うシステム、ゲーム)のデータ管理の興味の入り口に立っていただけたらと思います。
【成果】
一旦はSQLiteという最低限のDBMSを対象に、DB管理クライアントを使って、SQLの文法の基礎や使い方に慣れました。
自身が作っているアプリやゲームのデータをどう管理をするのか、どういう単位で作るべきなのかを想像できるようになったと思います。

【この記事を書いた人】

大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。


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