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人生は八宝菜を探す旅だと思う

こんにちは、わたしです。

わたしが大学4年の卒業間近1月に、父方の祖父が亡くなりました。
卒論も修羅場で正直「今かぁ」と思いながら通夜、葬式に参列したのを覚えています。

祖父は96歳の大往生で、眠るように旅立ち、周りも悲しむというより「よく頑張った」と労うお葬式でした。

祖父の親兄弟はほとんどがすでに亡くなっており、妻である祖母が一回り年下という年の差婚だったため、義理の家族に送り出されることになっていました。

悲しい式とはならなかったものの、出棺前のお別れの時はしんみりした空気になり、祖母や叔母が目に涙を浮かべていました。
その中で親戚の1人が「まって、これなに?」と棺桶の祖父の足元を指さしました。

そこには、CookDoの八宝菜の素が置かれていたのです。


これ。箱のまま

それを受けて祖母は「おじいちゃんこれが好きだったから、入れたの」となにが不思議なのか逆に疑問に思う声で返していました。

そこでちょっとしんみりした空気から笑いが湧き、祖父は送り出されました。


そこから八宝菜探しの旅がはじまる

「棺桶の中になにを入れてもらいたいか」というのは、人生をどう生きていきたいかに近いものがあると考えるようになりました。

特に食べ物はあの世まで持って行けるかもしれないと考え、重要だと感じました。

限られた棺桶の中に入れるから確実に美味しいものがいい。
わたしの人生での食は、祖父でいう八宝菜にあたるものを探す旅となったのです。

なぜそんな10年近く前の話を今したかというと、最近そんな棺桶に入れて欲しい美味しいものを見つけたからです。


それがこのクレープ。
店舗を構えず、キッチンカーを中心に出店していいます。
つまり、毎日は食べられない。

でも毎日食べたい。
そのくらい美味しい。


甘いクレープも惣菜クレープもどっちも美味しい。
生地がおいしい、具が美味しい、クリームが美味しい。
なにもかも美味しい。

どうかわたしが旅立つ時は、足元にこのクレープを入れて置いて欲しい…。

そんな埼玉県民で良かったと思えるクレープ
ピューリントさんです。


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