恐れって素晴らしい
東北の震災の時、私は食料を届けに行った。
その時に肌で感じたものは
絶望そのものだった。
あれから私は、自分がいつ死んでもいいように生きようと決め、
今しかないと思うことは何でもしてきたと思う。
死と共に生きると
穏やかな日々はとても輝く。
悔いなく生きようと思うから
日々が大切になる。
人間なので、間違えたり、人を傷つけたり、傷ついて怒ったり、悲しかったり、
当たり前にいろいろあるけれど、
終わりがあると思えば、それさえもありがたく
早めに反省して早めに切り替えて
次に進もうと思える。
そして、出来ることで恩返し、恩送りをしようと思えた。
死は自分にとって大切なことの優先順位をくっきりとさせるものだ。
だからこそ、死を疑似で体感する朗読会をしてきた。
この春、コロたんが蔓延し、
不況になるのではないか、
仕事がなくなるんじゃないか
死ぬんじゃないかといった恐れが
蔓延したと思う。
私は、恐れと向き合うって、意味のあることだと思う。
人それぞれの気づきがあるから。
気づきは、人それぞれ違う。
地球には法則があって
ギューっと収縮すると
ある瞬間にポンとビックバンを起こして
くるりとひっくり返る。
開く。目覚める。
収縮と拡散、陰と陽の繰り返しが
この地球の生命活動を動かし続けていると思う。
だから、収縮するときは、とことんその先を感じればいいと思っている。
でも、そこで止めないことだと思う。
人はどんな時も、立ち上がってきた。
しゃがんだらジャンプする生き物。
今、大きく収縮してるということは
次、大きく拡張するだけのこと。
恐れは拡張の方向性を決めてねと問いかけているだけだ。
エネルギーが溜まっているだけだ。
そのエネルギーを
家庭に使うのか、仕事に使うのか
使命に使うのか、趣味に使うのか
穏やかさに使うのか、奇想天外に使うのか
全て自由だと思う。
原爆のあとだって
震災の後だって
ちゃんと人は生きてきた。
人間には馬鹿力があるんだ。
だから、恐れに飲み込まれ過ぎなくていい。
恐れの本質は
悪役さんの本質は
主の背中を押すこと
勇気を思い出させることだから。
開き直ればいい。
意識をくるりんぱしたら、
それは活力になる。
だからあえて言う。
恐れって素晴らしい。
本日、こっそり、ひっそりと、魂の朗読会。
行ってきまーす。
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