【イベントレポート#6】新ビジネス創出コミュニティ活動_ビジネスの種探しグループワーク&ディスカッション2023.12.22(金)
ビジネスの種を協力して探してみよう!
新ビジネス創出コミュニティの12月の活動は、岩手県釜石市から地域おこし協力隊を経て、産業支援・起業家支援に携わっている一社)じのもん流通プロジェクト代表理事の水島壽人さんを講師にお招きして、ビジネスの種探しグループワーク&ディスカッションを実施しました。
メンバーそれぞれが感じる八戸市の課題感や、こういうのがあったら面白いのではないかといったアイディアをみんなで出し合ってビジネスとして取り組むテーマを抽出していきます。1人で考えるよりも、複数で考えた方が、ビジネスとして展開していく際にもより多くの共感を生み巻き込みやすくなる作用もあります。
さあどのような内容になったのか、活動の様子をお届けします!
複数メンバーのセッションで意見やアイディアがたくさん出てくる
前半は、水島講師からビジネスアイディアの創出について解説をしていきます。
講師:「今日はみなさんが日頃から感じている課題や、こういうのがあったらいいなと感じるものを抽出して、それを求める顧客を設定して、解決するor満たすサービスや商品を作っていくことがゴールです。まずはテーマを絞るために、各自持ち寄った課題感やアイディアを出し合ってグルーピングしてみましょう」
※講義から一部のみ抜粋
事前に考えてきた課題感やアイディアをひたすら付箋紙に書き出す個人ワークからスタートです。
メンバーも10代から40代まで幅広で、Uターンで帰ってきた方から、学生、他の市から移ってきた方、2拠点活動している方、業種業態・取り組みたい業界も様々なので自分とは違った観点からの意見やアイディアがポンポン出てきます。
書き出したものを順番に発表していきます。
メンバーA:「先日、ホームステイを受け入れた外国人を病院に通院したのですが、英語の診断書が必要で申請を出したら、英語対応していないと言われて非常に困りました。今後、インバウンド対応なども増えていくことを考えると対応が必要だと感じます」
メンバーB:「そういえば、先日タクシー待ちの所で右往左往しているおそらく観光客とおぼしきアジア人の家族がいて、全然タクシーが来なくて迷っていたと思うんですね。私もタクシーに乗ろうと思って少し待ってみたら全然来なくて。私は地元だから三八五タクシーに電話出来たんですけど、それで言われたのが1時間待ちですよって、結局歩いて目的地に向かったんですけど、あの家族どうしたんだろう、、そういう所もちょっと課題がありそうです。」
メンバーC:「そういえば、英語をもっと面白く学び直しが出来るフリースクール事業の立ち上げに取り組みたいと言っていたメンバーがいましたね!そういう切り口で多くの方に英語がもっと馴染み深いものになって広まってもらいたいなあ」
メンバーD:「レストランや飲食店の情報収集したいなと思って、googleや評価しているwebサイトを閲覧して、高評価のお店を訪問してみたら大外れだったことがあって。結局、口コミ紹介の方が信頼性が高かったりする。観光客目線だと困っちゃうなと思います」
メンバーC:「それ分かるかも。ちょっと一見さんだと入りづらいお店も多いような気がしますね」
メンバーD:「息子から、学校の校則が時代に合ってないんじゃないかなっていう意見も聞きました。学生目線の意見も色々ありそうです。」
コミュマネ:「学生起業チャレンジコミュニティでは、学生の居場所を作りたいっていうグループがありました。若者が面白く、伸び伸び出来る環境作らないと地元飛び出しちゃいますよね。」
などなど、それぞれの意見に共感する!とかこういう意見もあった!など、自分たちの日々の暮らしの中で、実体験から感じることだからこそディスカッションも活発になっていきます。
講師:「みなさん活発に意見・情報交換が出来ていて素晴らしいですね!それでは続いて類似のものでまとめてみましょう。大きく分けてみると・・5つぐらいにまとめられそうですね」
<以下の5つのテーマに分類できた>
・担い手不足など人口減少に関連した課題群
・観光客目線の二次交通など交通に関連したの課題群
・教育や外国語対応に関連した課題群
・ごみ収集などインフラに関連した課題群
・飲食店とその発信など観光に関連した課題群
講師:「では、ここからメンバーを分けて、実際に取り組みたいテーマを5つの中から選択してビジネスアイディアを作ってみましょう。大切なのは、誰にというターゲット設定と、何を提供するのか?というサービスの内容です。今日は練習なのですが、実際に取り組みビジネスには、なぜそのテーマに取り組むのか?といった動機が重なっていることが重要です。」
この後2グループに分かれて、それぞれビジネスアイディアを共有して今回は終了となりました。
次回はいよいよビジネスモデルキャンバスの作成になります。
サポーター:野田コミュマネから一言
地方は課題が山積みのため、今回のようなワークを行うと、課題の多さに頭を抱えてしまうことが多いのですが、そちらではなくて、地方だから出来ることや地方ならではの良さ、それぞれのメンバーの強みや得意分野を掛け合わせたプロジェクトを生み出していこう!という前向きで楽しみながら取り組めるような雰囲気作りをしていきたいと考えています^^
(コミュニティマネージャー:野田談)
次回レポートもお楽しみに!
新ビジネス創出コミュニティに興味のある方は、こちらの解説記事もご覧ください。随時メンバーを募集しております!
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