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【イベントレポート#29】小さく始めるミツバチ起業~初めての一歩、その成果と学び活動報告会_2024.12.16(月)


2024年度テーマは「小さく始める!ミツバチ起業」

 2024年度の活動テーマは「小さく始める!ミツバチ起業」
コミュニティメンバーはそれぞれの手しごとを小さく初めて、コミュニティ活動を通じて成長させていきました。
 4月から9月にかけては、講義とワークショップを重ねて、手しごと作りに関する思考を深め、10月の「はちのへホコテン」での出店(実体験)を経て、多くの学びと気づきを得ることができました。
 12月のスモールビジネスコミュニティ活動では、メンバー同志の活動報告会が行われましたのでその様子をお届けします
 
開催場所:コワーキングカフェ エスタシオン1F
記事:福井靖恵
編集:野田賀一


発表者1人目:似顔絵制作サービスの出店で得た確かな手応え~高橋さんの挑戦

 高橋さんは、振り返りワークショップを通じて、小学生の頃から絵を描くのが好きだったことを思い出し、絵本制作を手しごととしてスタートしました。八戸ブックフェスなどイベントにも精力的に参加して対面販売で実際のお客様の声を広いながら、コミュニティ活動でのワークを通じて似顔絵制作サービスにたどり着きました。
 はちのへホコテンでの出店では、顧客との会話や笑顔を直接見ることが出来て大きなやりがいを感じたとのこと。今後はサービスの提供を通じて認知度を高め、さらにサービスを向上させていくとのことです。
 中々1歩を踏み出すことが難しかったと語る高橋さん。継続して活動に取り組めたのはコミュニティ活動があったからとのことでした。
 
つかおコミュマネからの講評:
「たとえば1枚描くのに1時間半かかる、ここが良さになるかもしれない。時間はかかるけれど想いを聞いて描くことで、さらに価値が増すのでは。」
 
野田コミュマネからの講評:
「まずアクションによって変化させていっていることが素晴らしいですね。単価を上げるためには想定する競合を変える(戦う領域を変える)ことも手段の1つ。また、どんな時に似顔絵をもらったら嬉しいか?と想定した時に、誕生日ケーキとセットにするとか、他のメンバーとの手しごとのコラボも可能性があるとは思いますよ。」

発表者2人目:アップサイクルアクセサリー作り~宮古さんの挑戦

 宮古さんはキャリアの変更という大きな決断の中で、これまで携わってきた業界を外からの視点で眺めることで見えてきたものがあったという所から手しごと作りはスタートしました。これまでに自身が培ってきたスキルや経験を活かしたセミナー開催など活動を精力的に進めてきました。
 しかし、7月のコミュニティ活動テーマ[商品設計]の、「起業家は知らず知らずのうちに、(例えば)砂漠で熱いお茶を売るというトンチンカンなことをやっているのに環境のせいにして売れない理由を外部環境のせいにしがち」という通称:[砂漠で熱いお茶理論]の学びから、医療従事者が陥りがちな思考に気づかされたことが転機となり、アップサイクルアクセサリーへと手しごとを変化させて、作品販売でのはちのへホコテン出店に挑戦しました。
 人生で初めての露天販売では、初対面の方と対話をする楽しさも知ったそうです。

 今後は、月1~2回の出店を続けつつ、家事、パート、手仕事のバランスを見ながらワークショップを開催する計画とのこと。マルシェ出店やイベントスペースを借りての開催などを想定しています。

つかおコミュマネからの講評:
「良いものを扱っているのに、ニーズに合っていないという気づきからの方向転換が非常に良かった。」

野田コミュマネからの講評:
「ライフデザインとキャリアデザインは密接な関係を持っています。お金を稼ぐだけが目的じゃなくて、家族との適切な距離感や関係性を見直すキッカケにも起業は活用出来るという良いロールモデルにもなりますね。」

発表者3人目:「ママ向けリトリート」構想の実現へ~福井さんの挑戦

 福井さんは、これまでも個人事業主としてカウンセリングを行っていましたが、コミュニティ活動のターゲットを絞るワークに取り組んだことがキッカケで「ママ向けのリトリートを開きたい」という構想が浮かんだとのこと。コミュニティ活動を通じて、仲間と企画する楽しさを再確認したとのことでした。
 はちのへホコテンではチラシ配布を通じて新たなニーズの発見がありましたが、告知や準備不足を課題だったとのこと。次回のイベントではより多くの人に届けたいというお話が出ていました。
 今後は、公式LINEや体験会を通じて、季節に応じたライフスタイルの紹介や四柱推命を活用した自己発見の講座開催を予定しています。 

 野田コミュマネからの講評:
「LINE登録者にも期待感があるはずなので、その期待を深掘りしていくとよいかもしれませんね。例えば、頭痛がある人には、頭痛になった理由が隠れていてそれが人によって異なります。そこに隠れたニーズがあるかもしれませんね。」

次のステップを見据えて~2024年度の振り返りと学び

 今回は体調不良などの事情が重なったこともあり、参加人数が少なかったものの、2024年度の活動を通して参加者それぞれが小さくても確実な一歩を踏み出せたことを確認できました。
 
・野田コミュマネの感想:
  一言に起業といっても人によって動機も進め方も進み具合も異なります。決して人と比較する必要はないので、誰に、何を提供して、どのような理想の未来を作りたいのか?を時々思い返しながら、目の前の顧客に対して良い手しごとを続けていければ道は拓けていくでしょう。今後の皆さんの活躍に期待しています!
 
・つかおコミュマネの感想:
 これまで多くのワークを重ねながら、ビジネスを方向転換してきたメンバーの皆さん。その挑戦の発表を通じ、最初のビジネスモデルを手放し、変化を選ぶ勇気を感じました。集客や販売の難しさなど課題もありましたが、今回の経験を活かし、次のステップへ進む姿に期待しています。これからも、皆さんが継続できるよう支援を続けたいと思います。 

次回イベントのご案内と今後の予定

 スモールビジネスコミュニティの2025年1月の活動は、「ITツールを活用して副業から起業を目指そう!」をテーマとしたセミナー企画です。
 その第1弾として、【バズらせずにファン化させる!ショート動画活用セミナー】を1/28(火)に開催します!
 
詳細はこちらのリンクからご確認ください:

  来期はデジタル化推進のための活動が計画されており、今後もコミュニティメンバーと共に成長できる企画を予定しています。興味のある方はお気軽にご参加ください。
 
8サポ起業支援プラットフォーム -8サポmeets-運営事務局
contact@8sapo-meets.com

編集後記:福井靖恵

 今回、コミュニティの仲間たちがそれぞれの挑戦を形にしていく姿を改めて振り返ることができました。私自身もマルシェに参加し、たくさんの気づきを得ることができましたが、一番心に残ったのは、顔を合わせて会話しながら繋がりを感じられる喜びです。
 この記事が、読んでくださった方にとって新しい挑戦のきっかけやヒントになれば幸いです。そして、2025年度もさらに多くの方々と新しい時間を共有できることを楽しみにしています。


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