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清瀬陽汰について

先日眞紘くんの個別記事を書いたので、それと同じものを用意することにした。せっかくなので誕生日順で次は陽汰。
モーメントはもちろん作った。改めて並べてみるとAnthosのかわいさが身に染みる。
清瀬陽汰2019誕生日

陽汰のプロフィール

清瀬陽汰 KIYOSE HARUTA CV:増田俊樹
Birthday:6/5
Age:17
Height:166cm
Blood type:B
Image color:Orange
In charge:ムード担当
Hobby or Speciality:ゲーム、音楽を聴くこと
Personality:
自他共に認めるAnthosのムードメーカー。
一番年下の愛嬌はありつつも男らしい性格で、マイペースな他のメンバーのツッコミ役を担う苦労人な一面も。
一見お調子者に見えるが、周りをよく見れる気遣い上手。
練習の鬼で、パフォーマンスクオリティに対しては妥協をしない。
寂しがりやな一面もあり、ファンとの交流をするためSNSによく出没する。

公式プロフ動画と公式サイトプロフページからの引用(2020/04/05)。

同じ方向を向く。
もう置いていかれないように。
彼の手には何もなかった。
ほしいものはいつだって
誰かのものだった。
それは失う恐怖ではなく、憧れへの焦燥。
願った「夢」の代わりに、
彼はその世界の犠牲になった。
8.15.13.5

私がポスターポエムと言っているもの。ブックレットvol3で確認できる。

咲いた花は腕(おそらく左腕)にマリーゴールド。花言葉は「嫉妬」「絶望」「悲しみ」、オレンジ限定で「予言」

陽汰についての簡単な考察

上記のポスターに書かれた「8.15.13.5」を解読すると「HOME」。彼の抱える秘密は「Unknown」MVから「Don't leave me alone」。寂しがり屋な陽汰の本質がよく出ている。

ネーミングについてはひとまず「太陽」と「海」を兼ね備えているのだろう、とは思っている。陽汰という名前がまさに太陽(太陽→陽太→陽汰)だし、何よりマリーゴールドにまつわる神話が太陽神アポロンに密接している。海の方は完全にこじつけ程度なので詳しくは語らないが……

陽汰についての感想

陽汰のことは、実はそれほど心配していない。薫がいるからだ(3巻Archive15を再生)(あまりの清らかさに煩悩が浄化され消え去るオタク)。

「カオ兄が最も信頼できる人」と気づくまでの陽汰は実際不安定な感じがしたが(3巻冒頭くらいまで引きずっているので結構長かった)、4巻はどこかふっきれてスッキリしたように見える。開花シーンでもずーっと「カオ兄、カオ兄」と名前を呼んでいて、私オタクは遺恨が晴れた霊のように微笑みを浮かべて成仏した。
なん、なんなんだここのシンメは……これを尊いと言うのか……? だとすれば尊さの最適解じゃねえか。なんだこれは。なんなんだこれは……清い……

……少しオタクスラングが過ぎたので丁寧に書き直す。
陽汰の問題……というか、種で以て解決したかった秘密「Don't leave me alone」についてはひとまず「カオ兄」という存在で埋められたのではないかな、と考えているのだ。
Anthosになるまでの陽汰は兄としての役割を果たしてきてアダルトチルドレン的な性質が強かったと想像しているのだが、3巻のイベントを経て、陽汰のインナーチャイルドは癒えた。薫という年上で頼れる存在に、未開花の不完全な状態でも肯定してもらって、涙を見せても抱きしめてもらえて、陽汰は「この人は自分をひとりにしない」と気づいたのだ。カオ兄はきっとどこまでも一緒にいてくれる。どんなにだめでも待っていてくれる。一緒にいてくれる。一緒にいようとしてくれる。きっとそう気づいて、陽汰の孤独はもう癒えた。
ただの傍観者であるAntholicがとやかく言える段階はもう過ぎてしまった。あとはふたりの仲を裂くような運命が待っていないことを祈るのみだ。

と、言いながら「ChangeYourWorld」では陽汰が「もう I left you」と、「Me Against Myself」では陽汰と薫が「離れて生きる僕達」と歌っている。ふたりに別れが来るのは確実だろう。しかも陽汰が薫を置いていく。置いていかれる孤独を抱えていたはずの陽汰が、薫を置いていく。そしてふたりは離れて生きる。
このことについて考えると、人生と言う地獄をさらに地獄にしてどうするつもりだ、と肩を揺さぶりたい衝動に駆られるのだがまだ確定ではないので落ち着いて展開を待ちたい。

歌声については本当どの曲でも馴染みが良いなあと思いながら聴いている。ハスキーな、乾いた色気みたいなものを感じているのでS.T.O.Pでの陽汰が一番好きだ。もちろん本人がソロパートを気に入っている様子なのでCYWも好き。陽汰が気になってるオタクに勧めるとしたら私はこの2曲を挙げたい。
いやでもMAMも良いしな……SMあたりは冒頭の開花後半組(眞紘、チセ、陽汰)がヤバヤバだしぶっちゃけこれ聴けばAnthosの歌唱力が一発でわかるしな……アァーーーーUnknownでAnthosの繊細さもわかってほしいし……それで言えばBIRTHなんてAnthos入門としては最適解だし陽汰のキャラクターには一番合ってるし……JulietもSAも最高じゃん……? 最高じゃん……わかんなくなってきた……もう全部聴いて……

陽汰を演じる増田俊樹について

増田俊樹は確かに好きな声優ではあったのだが、特別好き、とは言い難かった。どうやら私のストライクゾーンとは少し離れたところにいるらしく、正直なところ陽汰と出会う前までは「推し周辺キャラのCV」「友人の推しのCV」ぐらいの印象だったのだ。
心理的な距離感を表現するならば、会ったら挨拶と世間話をして「じゃ」で別れてしまう程度。特別に嫌いなんてことはないが直接話す機会は少ない、でも人から好かれているところを見ているのできっといいひとなんだろうな、となんとなく好感度はプラスぐらいのクラスメイト……という表現が適切だろうか。
ゲームのリアルイベントなどに登壇されることもあるので、それをいろんなきっかけで見てなんだか楽しそうな人だ、お茶目なところがかわいいな、くらいには感じていた。

が、陽汰の演技を聞いてひっくり返った。私はこういう増田俊樹を聴きたかったのか、と思い知った。今まで聴いてきたどのキャラよりも、この増田俊樹が好きだった。
本人のお茶目なところが弟キャラにマッチしていて、元気で、とにかくかわいい。かっこいいって言われたいところがかわいい。ちょっとハスキーな、でも高めの声が背伸びしたい少年の声そのもの。そんな声で他のキャラを兄と付けて呼ぶ。やめろ、やめろやめろ、人の性癖を開拓してくるな。そう思ったし、そう思っている。
この感想をもう少しマイルドにして増田俊樹推しの友人に伝えて激しくうなずかれた話は考察メモに記した通りだ。

これは後から調べて知ったことなのだが、増田さんは演者としてはどうやら憑依型のようで、リアルイベントでは視覚的にも神がかり的な表現を見せてくるらしい。さすが俳優出身声優……と思うのだがだからこそ余計に陽汰の演技に説得力があるのかなあと感じたり。陽汰、結構感覚型っぽいのでそういうとこ(おそらくガチガチに分析型の)山下さんだったりしたなら噛み合ってなかっただろうし……増田さん本人と陽汰の共通点多そうでかわいい。
とにかく、特に意識していなかったCV増田俊樹だが、今では相当お気に入りのキャラで演技でだいすき。CV増田俊樹の中で誰が好き、と言われたら迷いなく陽汰を挙げる。

おわりに

眞紘には幸福を願ったので、陽汰にも幸福を願いたい。けれどその中身は「あなたの隣を歩く人を、あなたが置いていかないように」だ。ただでさえ人生は地獄で、Anthosが歩む未来はなおさら。であれば、どんな理由があっても、孤独を恐れてきた陽汰が自ら孤独になる選択をしてはいけない。そんな選択をせざるをえない状況に陥ってはいけない。どうかこれからの選択を間違えないように、それだけをあなたには願おう。

無題a

……オレンジのマリーゴールドの花言葉「予言」を踏まえての「もう I left you」とか言わないですよね華Doll。言わないよね? 言わないって言って。本当に。

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