【感謝】まだまだ生きられそうと思えた2週間。
こんばんは、晴知花です。
なんだかんだでずっとバタバタしていたけど
改めて個展のことは書き留めておきたいと、
少しずつ書いております。
11月5日をもって、初めての個展
晴知花 写真展『遊泳』が無事終了いたしました。
合計で212名の方にお越しいただきました。
来てくださった方、
来られなかったけどメッセージをくれた方、
支えてくれた皆さん、
本当に有難うございました。
この期間がとっても濃くて、
毎日在廊していた分、受け取ったものが多すぎて
頭の整理がつかず遅くなってしまいました。
ゆっくりお話していきます。
自分を再認識した期間
まず、今回の個展のテーマは 「自分を許して受け入れて、前を向いて生きていく」
私がずっと出来なかったことです。
皆さんには見せないように一生懸命でしたが、
私はとてもとても人間不信で、大切な人の言葉さえも嘘だと思ってしまうような人でした。
そうなった出来事も明白だし、気にしなくていいことも分かっていました。
それでもずっと克服できず、自分を自分で追い込んで傷つけて(物理的にも)、自分が人から嫌われることを納得して生きていく道を選んでいました。
そうじゃないとおかしいくらい、私の周りの出来事がそうだったから。
なんとなく、自分が普通にみんなの輪に入れないことに気づいて、あれやこれやと直さなきゃといろんなことを変えてみて、それとは裏腹にどんどん状況は悪くなるばかり。
いつしか
「あ、私はここにいてはいけない人間なんだ」
「私は汚れている人間だからみんな近寄りたくないんだ」
「私の前でそう見せない人も、裏では同じこと言って笑ってるんだ」
これが私の中の当たり前になってしまいました。
そのまま大人になってしまったら、それはそれで生きにくいもので、どうやったら純粋に人生を楽しめるのか分からなくなっていることがどこか虚しかったです。
誰かの言葉じゃなくて、自分が納得することで
私が唯一、存在してることを認めてもらえた気がしたものが「写真」でした。
良くも悪くも世間を知らないから、
もっともっと上手い人がたくさんいるのに
私に撮って欲しいと言ってくれる人がいること
それだけが嬉しくて嬉しくて
この道を極めたら何か変わるかなと、
写真に全てを賭けて、フリーランスの道に進みました。
そして、このアシスタント期間
青山さんを始め、素敵な人たちとの出会いに恵まれて、コミュニケーションを半ば無理にでも一生懸命取るように努力してきたつもりです。
そうしないと、ここに賭けた2年半の時間を自分で無駄にするような気がしたからです。
その中で、周りがどんなに有難い言葉をくれても
ということに気付かされました。
だったら、私が全力で私を許せる個展を作ってみせる、と決めて作ったのが今回の作品でした。
自分の過去を認識し、許して前を向くために
と考えた時
etc...
私はこんなにも、マイナスなものからしか形成されていませんでした。
みんなにはキラキラ明るい人に見えている(みたい)のに。正直ここまでマイナスだとは自分でも驚きでした。
マイナス × マイナス = プラスになる
それを私と同じような息苦しさを感じる人たちに伝えられるようなあくまで前向きな展示を目指しました。
とまあ、たくさん語らせてもらいましたが
果たしてこれが伝わるのか…
また笑う人がいるのか、馬鹿にする人がいるのか
「どう思われてもいい!」と覚悟を決めても、正直始まるまではずっと不安でした。
しかし、想像以上に伝わっていたことや
涙しながら作品を見てくれる方、
質問やメッセージをもらったり、
写真展を初めて見た方にも多くの感想をいただき
それぞれの見方で作品をまっすぐに受け取ってくれているのをこの目で見ました。
たくさんたくさんの言葉に目の奥が熱くなりました。
中でも嬉しかった言葉が
私もできるだけ、そう思って生きていきたいので、今回は素直に信じてみようと思います。
「明日も生きてみよう」
って思えるような優しさと強さのある写真をこれからも撮って生きていけたらと思います。
まず、この作品を見てくれたたくさんの方
全力で作品を受け止めてくれて有難うございました。
そして、アシスタント時代に出会った師匠、青山裕企さんをはじめとした皆さん、本当にお世話になりました。
私は汚れてないし、
いてはいけない人間じゃない
人と仲良くする権利はあると思う。
だから怖がってなかなか踏み込めなかった人の輪にも勇気を出してこれからは入っていけたらと思うし、
あんなに苦手だった、チームで何かをすること
興味出てきたし、これから少しずつやっていけたらと楽しみです。
これからも晴知花を宜しくお願いいたします。
良かったら是非これからは仲良くしてもらえたら嬉しいです。
お仕事もプライベートも楽しく生きられますように。
晴知花
photo by dear partner M.RYOHTA
& shoma ishisako