筍料理の楽しみ
当地鎌倉でも筍を例年より早く入手しました。友人が毎年届けてくれる筍は、市場に並ぶ物に増して、嬉しい物です。
筍は、手間が掛かる料理の代表格ですが、多くの方の知恵が集まり、最近では従来よりあく抜きが楽になったようです。
精進料理 鉢の木北鎌倉店ではこの季節、山家煮(やまがに)に使います。山家煮は東北地方の郷土料理がもとで、季節の食材を味噌で少し濃いめに味付けした煮物です。
この料理は素材のうまみを引き出すため、下ゆでせずに水からコトコトと数時間かけて直煮(じかに)にします。
出汁はこの野菜自身のうまみと昆布だけ。
甘味がじっくり煮出されて、なんともいえないおいしい煮汁(地)ができるのです。
この地を使い3種類のあわせ味噌で竹の子に味をしっかり染み込ませます。同時に地と味噌で味付けしたわかめや油揚げと合わせ、鉢の木オリジナル春の「山家煮」の出来上がりです。
創業以来50年以上近く続く春の味をどうぞお楽しみください。
ぜひ#この春やりたいこと リストにも入れてみてください。
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