マルチにたらい回しにされた話
なんだったんだあの時間😩
と言う思いを消化するために、
マルチ勧誘にたらい回しされた話を書き留めいこうと思います。
長いので、先に結論
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KYこそ最強の防御
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Aさんとの出会い
当時20代後半。
マルチビジネスとかネットワークビジネスという言葉すら知らなかった頃。
「オタク婚活パーティー」でAさんは明るく、ハキハキして友好的な女性。
え、大人でこんな陽キャっていんの❓❓🙄
ってびっくりするレベルだった。
(今思えばマルチ特有の、不自然なポジティブだったが)
オタクって基本ぶっ飛ん出るし、ポジティブな方向にぶっ飛んだんだなぁ〜
とその時は気にしなかった。
生来の陰キャである私は、常に「友情」に飢えていた。
その癖自分から誘えないので、積極的に誘ってくれる存在はありがたく、呑気に出会いを喜んでた。
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その後、仕事終わりに食事をしたり、女子会、大型オフ会にも誘ってもらった。
その時に何かを売られたり、勧誘されることはない。
ただAさんの言動の不自然さを感じてもいた。
しかし私は陰キャ。
石の下のダンゴムシのように、ボッチでひっそり生きてきた日陰者。
対人関係の経験値が低すぎて、
不自然さも「こんなこともあるのか?」と流してしまっていた。
Aさんの不審点を思い出してみる。
①アフターファイブに、予定ハシゴ
場所はいつもAさんの指定。
お店も相談して決めるのではなく、Aさんの行きつけの安価なファミレス。
Aさんは仕事終わりのはずなのに、食事はせず、席代として300円程度のサイドメニューしか注文しない。
そして毎回、1時間きっかりで
「次の人に会う予定あるので!」と言われバイバイされる。
えっ🙄もう?
なんで人に会う予定ハシゴしてるの??
「まぁそんな感じの人もいるのか〜せっかく電車賃払ってきたのに」とは思っていた。
私以外にも「金ヅル候補」は沢山いて、1日に何件も「営業」していたのだろう。
体力は尊敬する
②仕事の話ばっかり
Aさんとはオタク趣味繋がりなのに、あまりオタク話題をしない。
話をした感じ、コアなオタクではなかった。
仕事の話ばかり誘導されてたと思う。
当時、職場のおばさんんたちに虐められてたストレスを話していたので多分これで「いける」と思われた。
③他の参加者も怪しんでいる。
女子会など何回か誘われた。
これらは会費が多く徴収されていることはなさそうだったが、
Aさんは参加者全員に必ず「お友達誘って欲しい」と言っていた。
他の人も人脈づくりをしているのだということは気づいていたようで、
「あの人は人脈作りたいだけだって分かってるけど、実際こうやって出会いの場を作ってくれてるし、それを享受するだけならいいかと思ってる」と言っていた。
私も「まぁ動機はどうあれ、場所を作ってくれてるのは事実。本当に人と人を繋げるのが好きな人なのかも?私も利益あるしいいか」と思ってた。
④会費と内容が釣り合わない大型オフ会
30人規模のオフ会。会費は4000円。
そこそこの金額なのでどこか飲食店のコースかと思いきや、
ボロボロの雑居ビルの一室の会議室で、
スーパーで買った、ファミリーパックのお菓子をジュースを提供されるだけ。
会議室の使用料もネットで調べたが、
個人でも借りられるくらいの使用料。
会費との差額がえぐい。
「友達同士でそういうビジネスやってんのかな、、、?まぁ出会いがあってWINWINならいいのか???」と疑念を感じ始めていた。
⑤ナンパしてまで集客している
先に書いたオフ会は、Aさんの「先輩」という女性が主催していた。
参加者の1人に主催者との関係か尋ねると、
「本屋にいたら、主催者から声かけられて知り合った。連絡先聞かれて、このオフ会に誘われた」とのこと。
本屋で、身知らずの女性を女性がナンパ?🤔
いくら陽キャといえど、それはおかしいだろ。
当時は友達欲しいと言う思いが強かったので、見て見ぬふりをしていたかもしれない。
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ついに、人を紹介される。
①1人目「同じ趣味の先輩」
「オフ会で一緒になった先輩覚えてますか?
オタク趣味好きなんで、紹介します!」
そう誘われた。
以前、金額と内容見合わない大型オフ会で仕切っていた女性。
オタクトークできるのか!ワクワク♪と指定された激安ファミレスへ。
壁側に先に到着していた先輩さんが座っていたため、
私とAさん2人は向かいに座る。
(後で知るが、マルチ勧誘をするときのゴールデンポジションらしい)
私は一生懸命「先輩さんはどんな作品好きなんですか??」とオタク話を振るも、
無難な作品をあげつつ「最近はそんなにかな」と流され、私の仕事の話を聞いてくる。日頃の仕事に対する不平不満や将来への不安に話を広げようとしていた。
しかし私は陰キャオタクであると同時に、
同時に自己主張が強く、謎の地震に満ち溢れ、人の話を全無視する女。
KY発動し、先輩さんの誘導を全無視して、
好きなことを喋り続けた。
だって今日はわざわざこんな遠方まで電車賃払ってまで「オタクトーク」しにきたのだから。
好きなBL設定を熱弁していたら1時間経過。
「もう時間か、、Aさん、私じゃなくて○○さんを紹介したほうがいいかも。私次の用事あるから。」
となぜか別の人を紹介され、解散へ。
「はい!わかりました!」
元気に返事をしたAさんに
「じゃぁもう行きましょう!」と退店を促される。
先輩さんは、その壁際の席に座りつづけていた。きっと次のカモを待ってるのだろう。
片道2時間かかるとこに呼び出しといて、1時間で解散🙄❓とモヤる。
Aさんは気にせず、明るく元気に
「次の日程合わせましょう!○○さんはすごい人で、あってもらいたいです〜!」と駅前にも関わらずスケジュール帳を出し、予定を抑えられる。
その時点でまだマルチと気づかず、Aさんを交友に餓えていた私は承諾してしまう。
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②2人目「尊敬するすごい人」
後日、指定されたカフェに行く。
またしても「すごい人」は先に来て壁側に座り、私とAさんは向かいに座る陣形へ促された。
Aさんや先輩さんより「すごい人」さんは +5歳くらい?でお上品な格好をしている綺麗な女性だった。
てっきりオタ女子紹介してくれるのかと思ってたが、
「すごい人」さんは1mmもオタクではないらしい。
Aさんはずっとペコペコしてて「私の尊敬する人なんです!」とのこと。
なんだ?君たちの関係は??
「すごい人」さんもお金や将来の不安を煽ろうとしてくる。
仕事の話をするので「すごい人」さんの仕事についても訊ねた。
「年収1000万円を目指している。
私たちのグループにはすごい稼いでる尊敬できる人間としても尊敬できる方がいて、その人のもとで集まっている。」とのこと。
色々突っ込みどころがある。
そんな話を真剣にメモを取り、頷きながら聞いているAさん。
「すごい人」さんは「今の収入で満足してる?働けなくなったら?」など聞いてくる。
だがしかし、ここでも私は持ち前の「KY力」を発動してしまう。
「会社に嫌なババァがいるけど、どこにもそういう人たちはいるから、転職する気はない。
それを超えるメリットがあると思ってるから在籍している。
それに私は節約家なので年200あれば生きられるし、そんなに沢山お金いらない。(誘導無視)
カード会社にいた頃年収チェックしてたけど、1000万ってサラリーマンにはでない金額だと思いますが、すごい人さんは具体的に何をしてるんですか?(痛いとこ突く)」
「営業で、、、商品を陳列したりとか、、、、今の収入がずっと続くという保証はないよね?? ゴニョゴニョ」と煮え切らない返事が返ってくる。
「いや!年収200万ならコンビニバイトでも達成できるので大丈夫です!
それより、めっちゃ好きな作品あってーーーー!!」
と好きな話をしまくってたら1時間タイムアップ
すごい人さんは、Aさんに
「私には無理だから、△△さんを紹介したら?あと〇〇って本がおすすめだから。私このあと用事があるから。」
とまたしても退席を促される。
「すごい人」さんはその席で座ったまま、「次の人」を待っているようだった。
今思えば自分達が呼出しといて、自分達の尺で帰らせるとか無礼以外の何物でもない。
Aさんに「本屋で勧められて本を買いましょう!」とグイグイ連れていかれる。
その本は「金持ち父さんと貧乏父さん」みたいなビジネス本。
正直者なので「いらない」とお伝えし、購入はせず。
またしても別れる前に「今すぐ次の△△さんに合う日程決めましょう!」と引き止められたが、不信感もりもりだったので、言い訳してスケジュール組まずに解散。
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③3人目 100人BBQに誘ってきた男性
別の婚活パーティで知り合った男性と連絡先を交換した。
その男性は明るいキャラだったが、に職業を聞いたら
「営業してますよ! ま、、、、今は、ですけどね、、、😒」
と、含みのある言い方をしていたのが引っかかってた。
積極的に声をかけてくれるので、お?と思ったけど、
「男女4:4で、キッチンスタジオで料理パーティしませんか!?会費4000円です♪女友達誘ってください。」
と連絡が来たので、私をツテに出会い求めてんな。脈なし。とすぐに判断しお断り。
その後、
「○○公園で100人規模のBBQやります!友達誘って参加しませんか?会費5000円です!」とういお誘いも入った。
コミュ障ボッチの人生において、こんなパリピなイベントになんて行ったことがないが、もっと人と積極的に交流しなければと思っていた時期。
これが何かのきっかけになればと思い、参加してみようと決める。
が、パリピイベントに誘える友達がいない。
私の数少ない友達はみんなオタク。
オタクはオタクのイベントで忙しいのだ。
そんなんに五千円払うくらいなら同人誌10冊買うわぼけ!と断られてしまう。
私の人脈でこれに参加してくれそうな人は、Aさんしかいない、、、!
そう思い、お誘いした。
LINEに返って来た返信はこうだった。
「それは、うちの身内が主催してるものなので、参加しません。でもどうしてもなら調整します!」と。
身
内
っ
て
何
?
今までの疑念の点と点が、線になった。
本当にマルチやネットワークビシネスという単語も知らなかったので、
怪しいけどそんな大規模な組織で動いているとは気づいていなかったのだ。
気づいてからは、早かった。
ググったらマルチに行き着き、彼らの目的や、手段などを知り、まんま自分のケースじゃねーかと。
100人BBQも、施設使用無料の公園。
やっすい肉を少量と、ジュース2、3本で、会費5000円=50万近く儲かるビジネス。
そこでいろんな人と出会って、連絡先交換してマルチに繋げるためのものらしい。
怒りが込み上げてきた。
どいつもこいつも、本当の目的を隠して、友情に付け込んで近寄って、いい人ぶって
人のこと金ヅルだとしか思ってねーじゃねーか。👹🔪
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Aさんとの別れ
Aさんは私の勧誘をまだ諦めておらず、また食事に誘ってきた。
一言物申してやらにゃ気が済まん!
とあえてお誘いに乗ることに。
いつもAさんのホームでお店も安価な所指定だったので、あえて私ホームまで呼んでちょい高いお店を指定。
相手の反応を見たかったからだ。
食事中、本題を切り出した。
「この間のBBQ誘った件だけど、身内って言ってたけどどんな関係なの?」
Aさんが言うには「いつも呼んでいるエリアにコミュニティがあって、BBQ主催もそのコミュニティのメンバーがやっている。」
とざっくりとよくわからん答えが返ってきた。そのコミュニティが何か、という本質を聞いているのに。
「友達装ってBBQって言ってるけど、めっちゃ儲けるビジネスだよね。営利目的だと告げないのは卑怯だと思う」
と単刀直入に伝えると
「えっと、、、HPに書いとけばいいのかな?」
と。営利目的なのは否定しない様子。
「友達だ、遊ぼうと声をかけてきて、結局金ヅル扱いで、騙された気持ちだわ」
と言いたいことは伝えた。
その後は、上手く話を逸らされて解散。
定期的に入っていたAさんからの連絡はそれ以くることはなかった。
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私がターゲットになった要因
この件は、ひとえに無知だったから。
ゆえに、無駄な時間を消費してしまった( ; ; )
実はこれ以外にも社会人サークルに参加して同日2人のマルチと思われる人に声かけられたり、
道でも怪しい化粧品うりと1時間喋り込んだこととかある。
その他 痴漢などもカウントすれば、、犯罪者に50回以上は狙われると思う。
全回避しているが、狙われやすいのだろう。
生きるゴキブリホイホイである。
狙われやすい人の特徴を考えてみた。
・20〜25歳くらい。
→自由に使える金持ってるけど、まだ社会人歴短く無知で素直な人が多い。
また仕事2、3年目で絶望し、転職やスキルアップを夢見がちで、若く独身でフットワークも軽い。
地方から出てきたばかりで孤独な人も多いだろう。
・自分より少し年下を狙う
Aさんも26くら位だった。私は童顔でやたら若く見られるので年下だと思って声をかけたと言っていた。年上口説くより、物をしらない若者に、人生の先輩から接した方がやりやすいもんね。
・不幸そう。
会社への不満、転職したい、将来が不安、友達や恋人が欲しい、そんな心の隙間につけ込んでくる、だから不満がないかめっちゃ聞き出そうとしてくる。
カルトと一緒の手口。
・ある程度コミュ力があり、魅力がある
下の人が、売上ないと自分が儲からないので、ある程度営業能力のある人を仲間にするらしい。
私は陰キャだけど対人接客してるので喋れるし、見た目は一般人。
マルチ的にoK物件だったんだと思う。
・指定した場所、お店、時間などに文句を言わない
沢山の人にアタックしないと行けないので、効率のいい所を指定してくる。
逆に金のかかる付き合いを求めたり、遠慮なく要求してくる人は除外されそう。
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結論:KYは最強
私は当初、無知な女でしたが
空気読まずに好き勝手喋ってたら相手が諦めたケースです。
1円も損してない。
マルチも営業も詐欺師も、
基本は自分のペースに会話を誘導して
相手から「困ってる。こうしたい」と言うニーズを引き出すのが成功法。
人の話聞かないで、躊躇なく反論してくる奴はやり辛いだろうな。
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最後に
Aさん自体は本当に悪気がなく、善良な人だったと思う。
先輩達に接する姿は真面目そのもので、心から尊敬してるっぽかった。
田舎から出てきて数年とのこと。
純朴少女が就職で上京したけど、世知辛い現実や孤独を抱え、
そんな時出会ったマルチの人たちにグルーミングされちゃったのかな😞
元々内向的だけど、マルチ独特のポジティブシンキングに染まってしまった。
自分自身でも「私はこの仲間のおかげで変われた!」と思ってるいるが
等身大の彼女ではないから、どこか無理しているように見えた。
きっと一過性のもので我に帰る時が来るだろと信じたい。
儲けたくてやってるなら、費用対効果悪すぎるし、すぐ無理がくると思う。
なので恨んではいない。
現場からは以上です🫡🎤